Designship 2022のチケットを無料にし、一層「デザインが開かれた日本」を目指します。
一般社団法人デザインシップ 代表理事の広野です。
2022年11月12〜13日に開催される、日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2022」のオンライン視聴チケットを、本日から無料に変更することに決定いたしました。
その経緯を記させていただきます。
なお、すでに購入してくださった方には返金手続きをさせていただきますので、最下部のご案内をご覧ください。
背景
今年の「Designship 2022」はオンライン×オフラインのハイブリッド開催で、先月チケットを公開いたしました。
オンライン・オフライン共に多くの申込みをいただいている一方で、
「行きたいけどお金に余裕がない…」
「観たいけど色々不況だし買う勇気がでない…」
という声を直接的にいただいたり、SNS上でも見受けられました。
今思えば、私たちはこの「余裕がない」をチケット公開時に軽視していたように思います。
2022年も終わりに近づいていますが、COVID-19はいまだ完全に収まったとはいえず、世界的に市場は大きく下がったまま元に戻っておらず、加えて日本は32年ぶりの円安水準となり、それが物価上昇を招いており……。
不景気とはまさにこのことかと嘆かざるをえない状況になっております。
日本全体に対して「開かれたデザイン」を目指してきた私たちDesignshipとしては、そんな日本の経済状況の中で金銭を理由に参加者が限定されてしまうデザインカンファレンスというのは、明らかに目指しているものとは違います。
私たちは皆さまの声を聴き、危機感を覚えました。
2018年に第一回目を開催したときから、Designshipは「お祭り」であることを第一義に考えています。
初心に立ち返り、私たちはこう思いました。
こんな状況だからこそ、今まで視聴も参加も有料だったDesignshipは、どんな人でも無料で参加できて、全参加者が登壇者から勇気をもらえるカンファレンスにするべきではないか。
キーノートセッション、公募セッション、スポンサーセッションのすべての情報が出揃った今だからこそ言える。
この素晴らしく熱い「唯一無二のセッションたち」を内々に閉じるのは日本のためにならず、もっと極端くらいにオープンにするべきなのではないか。
オンライン視聴を無料に
このような成り行きで、オンライン視聴に関してチケットを完全無料とさせていただくことを決定しました。
チケット販売中の変更となり、スポンサー・スピーカー・すでにチケットをご購入された皆様には大変申し訳ありません。
思えば Designship も5周年ということで、「グラフィック・プロダクト・デジタルの3つのデザインの壁を超える」という当初からのコンセプトもアップデートしなければいけない時期に差し掛かっていると日頃から考えておりました。
5周年記念 兼 第2のDesignshipスタートの意味も込めて、何卒お付き合いいただきますよう、よろしくおねがい申し上げます。
オフライン視聴も大幅値下げ&増枠
オフライン参加の席数に関しても、今までは感染状況を考慮し席数をかなり限定しておりました。
しかし、東京都の警戒レベル引き下げに伴い、その席数も緩和するに伴って、オフラインチケットも大幅に値下げさせていただき、チケット数も増枠いたします。
増枠したとはいえ席数制限があるため無料というわけにはいきませんが、
一般枠:10,000円
学生枠:5,000円
となります。
もちろん警戒レベルが下がったとはいえ、会場の感染対策の方は例年通りしっかりとおこなって参りますので、ぜひご購入くださいませ。
ちなみに、当日の1日目にご来場いただいた方から先着30名様限定で、1日目夜18:30からおこなわれる「Designship 2022 関係者懇親会」への参加権を希望者に配布いたします。
キーノートセッション・公募セッション・スポンサーセッションのそれぞれのスピーカーの皆さまと交流することができますので、当日はぜひはやめにお越しくださいませ。
🎫 Designship 2022
▶ オンライン視聴申込み
▶ オフライン参加申込み
返金のご案内
すでにチケットをご購入された皆様におかれましては、返金の手続きをさせていただきます。
オンライン視聴チケットは全額返金、オフライン視聴チケットは差額分の返金となります。
運営事務局の方で順次対応いたします(年内を目処に順次返金される予定です)ので、今しばらくお待ちくださいませ。
せっかくご購入してくださった皆様にお手間をとらせることになってしまい、誠に申し訳ございません。
スポンサーの皆さまへ
別途ご案内させていただいた通り、オンラインチケットの無料化に伴って、数に限りはございますがオフライン特別招待枠を新たにご用意いたします。
つきましては昨日メールでご案内いたしましたので、担当者さまにご確認くださいませ。
大学パートナー・パートナー校の学生の皆さまへ
別途ご案内させていただいた通り、オンラインチケットの無料化に伴って、アーカイブ視聴券を新たにご用意いたします。
昨日メールで大学パートナーの担当者さまにご案内いたしました。お申込済みの学生の皆さまにも順次ご連絡させていただきます。
最後に
Designship というカンファレンスは本来より利益度外視の思想で開催しているものですが、今回このような意思決定ができたのも、5年間、参加者の皆さま・スピーカーの皆さま、そしてスポンサーの皆さまが応援してくださったおかげでございます。
この5年間で、デザインスクール「Designship Do」やグッドデザイン賞連携番組「Dialogue」、地方自治体向けのデザイン研修など、幅広くデザインの領域で社会貢献に励むことができました。
少し気が早いですが、来年もさらにアップデートした Designship の活動をお見せすることを約束いたします。
「デザインが開かれた日本」を実現するために、これからもDesignshipを共に創りあげていけたら幸いです。
さて、「Designship 2022」本番は 11月12〜13日、
本日より タイムテーブル公開 もされております。
それでは皆さま、当日にお会いしましょう!
🎫 Designship 2022
▶ オンライン視聴申込み
▶ オフライン参加申込み
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