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Designship 2019 -Keynote speaker-

こんにちは!Designshipでnote企画を担当しているトム(@_tomd4)です。

遂にDesignship 2019まで残り3日となりました。

今回は、Designship 2019の要ともなるキーノートスピーカー4名をご紹介。
そしてなんと、キーノートスピーカーの原研哉さんより「Designship 2019 への登壇の決め手」について特別にお答えいただきました!


日本デザインセンター代表取締役社長
原 研哉

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1958 年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。2002 年より無印良品のアートディレクター。松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX,MIKIMOTOなどのVIを手掛ける。外務省「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務めた。2019 年7月にWebサイト「低空飛行」を立ち上げ、個人の視点から、高解像度な日本紹介を始め、観光分野に新たなアプローチを試みている。

- 登壇概要 -
「日本について」

今年は、日本の津々浦々を訪ねて、自分の目で見て素晴らしいと思える場所を紹介していく「低空飛行」というプロジェクトを始めました。海外で仕事をすればするほど、国際的な価値というのは自分の足元に埋もれているということがわかります。グローバルとローカルというのは対義語ではなく、一対の概念だとわかってきました。同じ意味でイノベーションとオーセンティシティも対義語ではなく一対で理解するべきでしょう。その延長に、遠くない未来の日本に、世界中の人たちが泊まりたくてたまらなくなるホテルを、次々と作ってみたい。そういうことを考え始めています。そういう思いに至ったストーリーをお話ししようと思います。

Designship 2019 登壇の決め手

自分の仕事や活動領域を、自分で構想し作っていける気宇を持った若い人たちに話をしたい。高度経済成長の成功体験を引きずっている大企業は、よほど勇気を持って会社という壁を打ちこわさないと未来がないと思うのですね。日本にもこれから、外国資本が多く入ってくるようになると思いますが、そういう未来の文脈においても、誇りを持って生きていくにはどうしたらいいのか。そういう思いを共有したいと思ったのです。



I&CO 共同創業者
レイ・イナモト

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Creativity誌「世界の最も影響のある50人」、Forbes誌「世界広告業界最もクリエイティブな25人」の1人に選ばれる一方、ニューヨークを拠点に世界を舞台に活躍しているクリエイティブ・ディレクター。I&CO 共同創業者。受賞歴は、カンヌ国際サイバーライオン祭金賞、銀賞、銅賞、ロンドン国際広告祭グランプリ、金賞、銀賞、ニューヨーク・アートディレクターズクラブ金賞など、世界中で多数受賞。2015年秋独立を発表した後、2016年にInamoto & Co (現在 I&CO) を立ち上げる。2019年7月には、東京にもオフィスを設立する。現在ニューヨーク在住。

- 登壇概要 -
「Vitals:デザインの生命線」

デザインにとっての「生命線」とは何か?
レイ・イナモトは、日本で生まれ、ヨーロッパで教育を受け、アメリカでキャリアを積んできた。その生い立ちからの思考と、今まで共有した事のない個人的なストーリーを交えながら、「Vital Today(今、必要不可欠なこと)」「Never Vital(あるべきではないこと)」そして「Vital Forever(永遠に不可欠なこと)」を探っていく。それに基づき、彼の日々の仕事と創造性を導く、レイ・イナモトが考える「デザインの生命線」となる7つ教訓を共有する。



REDD inc. 代表取締役社長
望月 重太朗

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2019年、デザインR&Dをテーマとした会社 REDD inc. 設立。サービス/プロダクト開発、デザイン戦略開発、クリエイティブ教育プログラムの開発、海外との協業によるデザインメソッド開発などに従事。前職では広告系プロダクションにてR&D部門を率い、120を超えるプロトタイプ、新規サービスを開発。その他活動として、武蔵野美術大学非常勤講師、Border Sessions 2019 & 2018 オフィシャルスピーカー、SXSW2017オフィシャルスピーカー、Cannes Lions 2016 オフィシャルスピーカーなど。

- 登壇概要 -
「失敗こそクリエイション」

新しいことを始める時、また変化を起こすときに「失敗」はつきものです。どんな人でも必ず一度はつまずき、それを乗り越えることで大きな成長や成果を手に入れます。ですが無意識のうちに安全な道を進み、失敗なき道を歩くことに慣れてしまう人が多くいるのも事実です。本セッションでは、未来に向けたアクションを起こす際に大切な「失敗の海へ全力で漕ぎだす」ための視点構築と、失敗を使いこなすクリエイティブのあり方についてお話しします。失敗は挑戦であり、学びであり、ギフトであり、人生の新しい豊かさをもたらします。それこそがクリエイションであり、デザイナーが愛すべき大切な事柄です。数多くの失敗と向き合うことで築く、自分と世界と未来との新しい関係構築についてお話しします。



永山祐子建築設計
永山 祐子

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1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998-2002年 青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。ロレアル賞奨励賞、JCDデザイン賞奨励賞「LOUIS VUITTON 京都大丸店」、AR Awards(UK)優秀賞「丘のあるいえ」、ARCHITECTURAL RECORD Award, Design Vanguard、JIA新人賞「豊島横尾館」、山梨県建築文化賞、JCD Design Award銀賞、東京建築賞優秀賞「女神の森セントラルガーデン」など。現在、ドバイ国際博覧会日本館、新宿歌舞伎町の高層ビルなどの計画が進行中。

- 登壇概要 -
「建築というきっかけ」

今まで作ってきた実作や、今後のプロジェクトを紹介しながら普段考えていること、今に至るまでの経緯をお話すると共に、今回は主に2つのことについてお話したいと思います。1つは協業についてです。デザインシップはたくさんのデザインに関わる方が集うイベントですが、私も普段、グラフィック、ライティングをはじめとし多くのデザイナーと協業をしています。協業の時に大切なのは共感できるコンセプトとそこに向かうビジョンです。そして、もう1つはデザイン検討の方法についてです。建築は完成までに長い道のりがあり、その間様々な方法でデザイン検討を行います。最近では新しいテクノロジーを使った方法も出てきています。建築は協業と新しい技術の実践の場でもあります。そのような話を通して建築が出来上がるまでのプロセスをお伝えできたらと思います。



いかがだったでしょうか?

業界も業種も時代も年代も経験値も越え、あらゆるデザインナレッジと物語を聞くことができる「Designship」。
今年はどんな物語が語られるのか、当日が楽しみです。

また、今回ご紹介したスピーカーの物語が生で聴ける「ストーリーフロア」への入場チケットは完売となっております。
買いそびれてしまった、聞きたかった...という方は、ライブ配信・アーカイブ配信で物語を楽しめる
「コラボフロア限定チケット(配信チケット付き)」「配信限定チケット」も是非チェックしてみてくださいね。

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