もう8年も前のことになりますが流産後のことを振り返って、その時感じた辛かったことを書いてみたいと思います。

流産手術時に身体が経験した痛みを身体(筋肉など)レベルで記憶されているような気がして、身体のこわばりが取れなかった。挙句、下半身がいつも痺れてしまっていた。むくみとしびれが5年以上も続き、冬の寒い日には、脚が真紫色になり

「何か病気にかかっているのでは???」と心配したほどだ。

そんな中でも夫は、心配をしてくれない。もう、これは性格的なものなのだろうか。お気楽というか能天気というか……私もそんな性格だったらよかったのに、とさえ思ったことも無くはない。

そして、太腿から脚にかけて、筋がつるというか、硬すぎて痛くなった。
「この身体と一生付き合っていくのか……」

そう思ったら、もう私にはこの先心が弾むような素敵なことが起きない気がしてきた。もちろん、女性としてのアイデンティティが回復するようなことも見込めない。って。

そんな時、タイにタイマッサージを学びに渡航した。そして衝撃的な伝統医療を知った。

ここに書くのは、憚られるのですが、端的に言うと、生殖器を治療するというものでした。

その施術を2回受けたのですが、すると下半身の痺れがなくなりました。

夫との関係で、「女性」という部分を閉ざしていたので滞りがあったのかもしれない。それが身体に出てしまっていた……

そう確信しました。
「そうか、女性として生きなければこの体の痛みは消えないのかもしれない」

それに気づいてから、過去の悲しみを封印してはいけないのだと悟りました。その悲しみと共に生きて、悲しみ切る必要があると思いました。

カナダに行く前に出会った小顔矯正をきっかけに

こんなに長い間体の痛みと生きることになるとは思っていませんでした。
下半身がいつも浮腫んでいて、顔も浮腫んで……あぁ、私は段々……。。。

と思いながら、ふと「小顔矯正」の広告が目に留まりました。

日本にいる間に一度行ってみよう。そう思って、あまり期待せずに行ったのですが、これが大きな転機となりました。

6年以上、身体の不調に苦しんでいたのですが、やっと昔の体型に戻ることができました。骨盤矯正+小顔矯正という、とても魅力的なコースを選んだおかげで。

そして、一番驚いたのが、そこに通って施術を受けるうちに自分の皮膚の柔らかさを感じることができるようになったんですよね。
この皮膚の柔らかさが、心のしなやかさとつながっている気がしました。

外からのストレスがかかった時、自分の皮膚の柔らかさに寄りかかる、とでも言うのでしょうかね。そういうことをずっと忘れていた気がします。

そういう体験を最後の最後に、日本でさせてもらえて、本当によかった。

ずっと長い旅をしているような気分でした。





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