ブランディング、ブランディング言うけど、なんなのかわかりますか?

この記事は、2017年10月5日にCrowdWorks Designer Blogに投稿された記事です。

4回目です。

経営企画室 ブランディングPRチーム アートディレクター 鈴木雄大です。

かれこれ書き始めて半年くらい経ちますかね。このブログも。最近、色々な方にお会いすると、読んでますよ!とか、結構言われます。同じことを感じたり、共感してくれたり、やはりこういった活動は大事なんだなと最近感じます。

ということで、今回は、「ブランディングPRチーム」にいるのに、自分でも触れるのが恐くて書くのをためらっていた「ブランディング」について、書きたいと思います。

ブランディングってなに?

みなさん、この言葉には日々悩まされていることだと思います。

ボクもMTGなどで「ブランディングって、なんなのかわかってますか?」と、頭の中でずっとモヤモヤしていたのですが、「ブランディング」って何?と、自分なりに納得できる答えを持っていなかったので、無作為に放たれる「ブランディング」という言葉にグッと歯を食いしばってましたw

でも、もういい加減歯も食いしばりすぎて、血が出そうになったので、整理し自分なりに答えの出し方を考えてみることにしました。

まず、「ブランディング」の「ブランド」ってなんでしょう?Google先生に聞きました。

ブランド(英: brand)とは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点(タッチポイントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。

ここでボクが注目したのは「ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。」のところ。

さらに注目したのは、「あらゆる概念」

おいおいw

まじかよww

あらゆるてwww

簡単にわかったフリして使うと火傷するぜ!ってことは、これで誰でもわかると思います。

「ブランディング」というのは、その「ブランド」を誰にでも理解されるための行為・手法ということ。と、いう理解を一旦しました。

自分が何者なのかを理解する。

そのためにまず必要なことは、自分(会社とか商品)が「何者なのか」を自分たちで認識していないといけないということ。

そこで登場するのが、ボクが言うにはコンセプトワークだったりします。

そして「何者なのか」が定義できたら、さらに「とってもいい人」と思われないといけないので、「ある財・サービス」が「とってもいい人」と思われるために、商品の磨き込みも会社や事業の成長に合わせて、並行して行わなければいけないです。Webサービスでいうと、日々の運用からUXの改善だったりとかですね。(ここを並行して改善をするのは、相当難易度が高いので、あくまでも理想論ですが。)

コミュニケーションする。

次に、当たり前ですが「何者なのか」を元にコミュニケーションしないといけません。

ここで必要なのが「マーケティング」。ただ、マーケティングにも幾つか手法があり、そのなかでも「広告」と「広報」という手法があると思います。が、「広告」は顕在的な層に対しては伝える手段として強い。「広報」だと「何者なのか」を伝えるために、「何者なのか」の社会的意義が強く、かつ、その内容を取り扱う「記者」にその情報価値が「記者」がニュースになると思うように、コミュニケーションの手法を変えなければいけない、この手法の違いが現場で入り混じって捉えられているケースが多いのではないでしょうか。

こんな事が起きた場合に鈴木ならこんな手段で解決。

今メインで、新規&運用デザイン・ネーミングなど全般担当している、クラウドテック(https://crowdtech.jp/)で、デザイナー・エンジニア・事業担当とこれらブランディング考え方を整理して認識合わせをしました。

なぜここまで認識を合わせること、理解を得る活動がなぜ大事かというのは、こちら。


これらを通し、ボクらデザイナーが大事にしていることは、全てブランディングにつながっている活動なんだな。と、日々の学びや仕事でボク自身も理解できました。

さらに言うと、常に変化し続ける組織や世の中の価値感の中で、「ブランド」という考え方は日々変化しています。なので、こういった認識を合わせる活動や理解を得るための提案は、関わる人達に対して常に行わないと、全て無駄に終わり、ユーザーに「ブランド」が届かないのではないか。と、ボクは考えます。

告知

ブランディングという壮大な行為の第一歩。創って伝える下準備は完了。あとは、実行するだけ。