どれかに興味を持つことができればって話

就労移行支援事業所でのWeb講座。まもなく終わりが近づいてきました。
1か月8回各2時間。それが6か月で1クール。
WordPressがメインなのですが、そのスキルだけでwebデザイン会社に就職というのは正直厳しい話です。
なのでHTMLやCSSも伝えます。

受講生のほとんどはWebデザイナーとして就職を希望しているわけではありません。目指しているのは「自立すること」です。

何か「できます」といえるスキルがあるのは、自信につながることだと思うのです。だから講座の中ではWordPressだけではなく、デザインラフの作成、描画ソフトを使った画像の作成、ライティング、デザインの基本、色彩心理、チームビルディングもやります。
そして自分で考える力や質問する力、人に頼ることも教えています。

そして「これ面白そう」とか「好きかも」とか「得意かも」を見つけられたら、いいなって思うんです。
これはどんな仕事にでも活かすことができるから。

そしてWebのスキルはWebデザイナーにだけが必要というわけではありません。一般事務や営業担当でも必要とされるスキルです。
HTMLの部分が未熟でもWebの組み立て方、顧客動線、デザインの基本がわかっているだけでもいいんです。
その知識が会社のために役立つことがあるかもしれません。

因みに我が家の息子は、Web作成に関しては何も知りませんでした。パソコンすら使えないような状態。しかし会社でサイト担当の方が離職したので、担当が回って来てやらなくてはいけない状況に。
そして私に相談してきたのです。

簡単に手早くということなら、私に依頼すれば済むことですが、会社としては覚えておいたら良いスキルということで、やり方を息子に伝えて欲しいということになりました。

文章がうまくまとめられる。イラストが描ける。色の知識がある。
お掃除が上手。お茶を入れるのが上手。手先が器用。折り紙が上手。
ほんとにちょっとでいいんです。
毎日やってきたこと。ちょっとだけ勉強したこと。
それはあなたの強みになるってことです。