新しい機能を知る・使ってみることへのハードル
弊社プロダクトSynergy!のUIUXデザインを担当している若松です。
先日、データベースの新機能として追加されたクイック検索機能のユーザビリティテストを行って新しい機能を知る・使ってみることへのハードルを下げることが大事だと感じた経緯について書こうと思います。
クイック検索機能について
以前に比べてより迅速に検索できる機能です。これまでには存在しなかった検索枠が一覧のすぐ上に配置され、ユーザーはよりスムーズに検索が行えるようになりました。
ユーザビリティテストの実施
ユーザビリティテストまでに試行錯誤していたテスト画面では、ボタンをクリックすると検索枠が表示される仕様になっていました。ボタンをクリックするまでは、新たな検索枠が見えない状況です。
その理由として、検索枠を表示することで顧客一覧の表示が少し狭くなり、約一行分の表示領域が狭くなるため、日々業務しているユーザーにとっては重要ではと考えたためです。
テストの結果
しかしテストを行ってみると、表示を隠していたため検索枠を見つけることに時間がかかっていました。
問題点としては下記が挙げられました。
検索枠が見えないので直感的に探せない
利用イメージが明確になければ、新しい検索機能を使うという考えに辿り着くまでに時間がかかる
新しい機能を伝えるポップアップ画像に関して、すでに検索枠が開いた状態の内容を作成してしまい、最初に表示される画面とは乖離があった
テスト後にヒアリングしたところ懸念していた表示領域に関しては気にする被験者はいなかったため、最初から検索枠を見える箇所に設置することにしました。
さいごに
ユーザビリティテスト後の修正によって機能を知るというハードルがグッと低くなりました。新しい機能や変更では、機能を知る、使ってみようと思ってもらうという点がとても大事だと改めて感じました。
クイック検索機能に関しては実際にリリースしてまだ3ヶ月程度ですが、ご活用いただいているお客様もいるようで嬉しく思います。
今後もSynergy!をより使いやすく、便利に活用していただけるような改善を続けていきたいと思います。