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幸せな未来のために必要な自己流の3箇条𓂃⑅⋆

わたしが高校生で最後に付き合った人は、年下のメンヘラの子だった。

彼は家庭環境だったり自分の友達関係だったり、上手くいかなくてすごく病んでいた。必要ないじゃん俺、が口癖だった。

わたしは自分だけでは解決できないほど周りとうまく順応することができなかった彼がわたしには心を開いてたくさん接してくれたところをほんとうに愛していた。自分に価値があると思えていた。

学校が終わってすぐに電話をかけてきてそれから何時間も電話して、たまには寝落ちもしていた。

とても話しやすかったし、なにより弱った姿を自分だけに見せてくれている、ということがわたしにとってすごく特別に思えて、幸せだった。

少しくらい嫌なこととか気になることがあっても、強く言及したりしなかった。別れるのが嫌だったっていうのもあったかな。

けれど彼とは遠距離で、彼が進学したあと、部活を始めてその部活でマネージャーをやっていた子と仲良くし始めた。

インスタのストーリーにはそのマネージャーの子と彼が毎日ふたり仲良く一緒に帰っている内容とか、彼がマネージャーの子と一緒のベッドで寝ている匂わせ風な内容を載せていた。

わたしは強く彼を問い詰めたけれど、彼はちょっと遊びに行っただけだよ、とか、向こうが誘ってきたんだよ、とかと言っていた。

本当は許したくないけれど、わたしは別れたくなかったから、そっか、でも次はそういう変に思わせぶりなことしないでね、ともう二度となくなるように言った。

けれど、彼はその女の子と距離感を崩すことがなかった。

わたしも元メンヘラだから、彼が進学してから周りに自分を受け入れてくれる異性ができた、というので舞い上がっていた気持ちはすごく分かる。
進学前に全く気の許せる人がいなかったからなおさら嬉しかったし、楽しかったんだと思う。

わたしもいろんな人にちゃんとした恋愛として求められたことがなかったから、この人は自分を求めてくれたと美化された今はない過去の思い出に執着していたのだと思う。

だけど、その時の自分にはこの3つのことを強く伝えたい。

・一度浮気癖のついた人は本当に冗談抜きで一生治らない
・人に期待をすると自分が傷付く
・自分がその人の行動を疑問に思うなら別れる

まず浮気癖がついた人は絶対に治らないものだと諦めるほかない。相手がどれだけ泣きじゃくってごめん俺が悪かった、やり直してくれって懇願してきても絶対に絶対に治らない。もっといい人なんて本当に星の数ほどいる。その場で別れて正解だった。

相手を自分のさせたいように操作することは最もできない。例えば、浮気をするな、といってやめる人はほぼいないし、ギャンブルをやめてほしい、といって僕やめられましたよ、なんて人はほぼいない。

そもそも自分にも長期的に付き合う人を見分けるための目がないと後々気付かされたし、自分にはその人よりいい人を今後見つけられる自信がないと考えていた当時の自分にそんなことは絶対に有り得ない笑笑と言いたい。

もし、彼と別れたあと彼が新しい彼女作って心からすごい幸せそうにしているなら、それでもいい。自分にぴったりでなければ意味がないから。

たまたまその新しい彼女が彼にとってぴったりだっただけで、ジグソーパズルの隣り合うピースしかぴったりはまらないように、自分にぴったりの人を探すほかない。

結論、自分が必要としている幸せと、相手が必要としている幸せの度合いにギャップがある場合、絶対にどっちかが傷付きストレスを溜めていき、幸せに長続きはしないと学んだ。

相手に期待することも同じだった。これはすごく簡単で要は『彼は今日電話してくるだろう』と期待して来なかった時に悲しくなったり相手に当たったりしてしまうから。そもそも自分が期待していなければ落胆することもないし、むしろ来たら『嬉しい!ありがとう』と自然と感謝の言葉が出るから。当たり前だと期待をしない方が良かった。

自分がある程度歳を重ねていくと、もう既にいい男はとられていってしまうものだとよく言われる。もちろんいい人もいると思うけれど何かしら理由がある人も少なくはないと思う。

出会いがたくさんある若いうちに自分が理想とする幸せな未来像が一致して、言動と行動も一致している人は本当に自分に必要な人。

やはりわたしにとってのそれは今の彼で、幸せな未来という概念においてお互いの理想像が一致すればそれが自分にとってのパートナーなのだと思う。もちろんその幸せを追うための力もお互いに持たなければ元も子もないけれど、本当の意味で愛せる人とはお互いの存在、頑張りが自分にとっての癒しだったり未来の幸せのための原動力にもなるはずで、お互いが高め合う関係にあることがやはり大切なことだったのだ。

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