見出し画像

展望: 2024 J2 第26節 清水 vs 群馬

パリ五輪の現地観戦やそれに伴う仕事の逼迫で何試合分か弟子ノート書けませんでしたが、ゆるりと再開したいと思います。

群馬とのこれまでの対戦成績は?

記憶にまだある前半戦アウェイの群馬戦は、GWの連戦の中で行われ、メンバーもスクランブルで挑みましたが、前半早々に西澤が先制、その後タンキ、そして交代出場した北川の終了間際のダメ押しで0-3で快勝しました。

試合の詳細は、でしnoteの観戦記をご覧ください。

ここでもありますが、連戦の中で4人のスタメンを入れ替えて臨んだ清水でしたが、西澤・タンキなど新しいメンバーの活躍での勝利でした。

前回対戦時の両者のスタメン

この試合を含むこれまでの通算成績は、清水の3勝1分1敗。ただ去年のホームではリカルド体制で1-3で負けるという苦い記憶がまだ残っています。あの時の借りをホームでも返したいですね。

群馬のこれまでの成績は?

群馬は、現在2勝7分16敗の勝ち点13と20位、最下位に沈んでします。大槻監督を前回清水との対戦後の5/6に解任するものの、その後も勝ち点を積み上げられていません。

群馬の今季のこれまでの成績

新加入選手を迎えて臨んだ前節のホーム甲府戦も、1万人以上の観客を集めましたが、10試合勝利のなかった甲府に対して、0-1と負けてしまいました。

群馬のスタッツから見る特徴は?

最下位に低迷しているため、スタッツ的にも厳しいものがあります。

群馬のChance Building Point

特に攻撃面が厳しく、攻撃回数が19位、シュート数が20位、シュート成功率が18位、ゴール数が20位となっています。守備面では平均失点が1.4で15位と順位と比べれば悪くないものの、やはり厳しいのは間違いありません。

群馬のチームスタッツ

より詳しいスタッツを見てみると、攻撃面に関して、パス・クロスは共に13位、ボール保持率も48.1%と14位ですので、完全に守備的になってしまっているわけではなさそうですが、ボール保持が必ずしもチャンスに結びついていないことが伺えます。

群馬のシステム・戦術は?

群馬の前節のスタメンは以下の通りです。

群馬の前節甲府戦のスタメン

システムは一貫して3-4-2-1。監督が交代してから3-5-2も試していたようですが、再び3-4-2-1に脅したようです。前節は、5月に清水よりレンタル移籍した川本選手に加え、7月以降に加入した河田、瀬畠、仙波の3選手がスタメン。佐藤亮選手が軸という点は変わりませんが、前線のメンバーを大きく入れ替えています。
戦術的には、ビルドアップは後ろの3バックで回して、佐藤選手も下がって受けるなど、丁寧にやっていた印象ですが最近は早めに両WBを上げて、そこに長いボールを蹴るということもやっているようです。
攻撃面では、トップ下の佐藤選手と川本選手が自由に動きながら、両サイドの川上選手、菊地選手がサイドを突破してクロスを上げていく形。特に川上選手は非常にスタミナとスピードがあり、自由にすると脅威です。
また、甲府戦をハイライトで見る限り、新加入選手が躍動して、中断前と比べると良いサッカーを展開しているように感じますので、ここは注意だと思います。
前節は、清水は甲府と同じ3-4-2-1を採用して、ミラーシステムにし、前線のプレスをかけて、高い位置でボールを奪取する戦術が効いていました。一方で、相手のメンバーが変わっている中で、どういう戦い方をするのかは注目ですね。

群馬の予想スタメン・注目選手は?

さて、群馬の予想スタメンですが、清水からレンタルしている川本選手は規定により出場できません。おそらくその位置には鳥栖からレンタル移籍加入した樺山選手が入るのではないかと思います。また絶対的エースの佐藤亮選手にも欠場情報が出ています。彼も出れないということになれば緊急事態になりますね。
予想システムは3-4-2-1。メンバーは、GK櫛引、CBが右から大畑、城和、中塩、Wボランチが瀬畑と仙波の新加入コンビ。右WGに川上、左WGに菊地、トップ下は佐藤(欠場の場合は仙波が上がってボランチに天笠か)、樺山、ワントップに河田を予想します。
注目は鳥栖から完全移籍で獲得した河田選手。大宮時代の10番の印象が強いですが、今シーズンも鳥栖で9番を背負いゴールも決めていました。

大宮時代のこちらの動画の通り、右足、左足、頭とどこでもゴールができる万能型のストライカー。移籍してまだゴールはありませんが、要注意人物であることに変わりません。
もう一人上げたいのが川上エドオンジョン選手。右サイドで縦横無尽に動き回る運動量豊富なウィンガーです。山原と対峙することになると思いますがこの対決は見物ですね。

川上エドオンジョン選手

清水のスタメン・サブ予想は?

さて、清水ですが、中断明けの前節アウェイ仙台戦は1-2で負けてしまいました。開始直後から、気迫に勝る仙台のかなり荒いプレーに押されてしまい早い時間で先制点を許してしまったことが悔やまれる試合でした。清水のスタメンはこうでした。

前節清水vs仙台の清水スタメン

新加入の宇野禅斗がいきなりのスタメン。住吉が久々のスタメン復帰。両SBは風邪などの影響から、原・山原ではなく、北爪・吉田。その他は主力がスタメンとなりました。
秋葉監督のコメントからも、怪我やコンディション不良の選手も戻ってきているようなので、今節は怪我明けであろう、松崎・西澤以外はすべての選手が使えるという前提で予想をしていきたいと思います。
まず悩ましいのは、アウェイ群馬戦同様にミラーでいくのか、前節と同じく4-2-3-1を採用するのか、それとも乾を先発から外して4-4-2を採用するのか。個人的には、システムは変えずに4-2-3-1でスタートし、展開によっては3バックにシステム変更する形を採用すると思います。
次にメンバーです。GKは権田で間違いないでしょう。SBは復帰していれば原と山原で行くと思います。両WGについても好調を維持しているブラガ、チームの中心であるカルリの先発は固いかなと。トップはタンキ・アジズが結果を示せていないので北川航也になると思います。
難しいのが、CB、ボランチ、トップ下です。
CBは前節先発の高橋・住吉に加え、高木・蓮川という選択肢もあります。難しいですが、相手は裏抜けというよりはクロス主体の攻撃であるため、空中戦に優れる高橋・住吉を前節同様に選択するのではないかと思います。
次にボランチですが、前節ゴールを決めた宇野に、中村亮太朗選手を組ませるのではないかと思います。前節はボランチのところで宇野が動き回り、宮本が本来中村がやっていた配給役をやっていましたが、バランスとしては、宮本-中村、宇野-中村の方が良いのではないかと思います。前節フル出場した宮本を休ませ、コンディション万全であれば中村をスタメンに起用するのではないかと予想します。
最後にトップ下(あるいは2トップ)ですが、選択肢は乾か矢島。もし2トップにするのであれば、アジズあるいはタンキという選択もあると思います。ですが、私は乾を先発に使うのではないかと思います。少なくともこれまでアイスタで乾が輝かなかった試合はなく、ホーム負けなし、の勢いを切らさないためにも乾を先発させるように思います。よって先発予想はこうです。

清水 vs 群馬 清水のスタメン予想

そしてSUBですが、交代を考えれば、GK沖、SB吉田、CB蓮川、MF北爪・矢島、FWアジズ・タンキを予想します。しかし、この場合、宮本や西原や高木がサブに入れないというのは本当に層が厚くなりましたね。さらに怪我で欠場中の西澤と松崎もいるわけですから。

清水はどう戦うか?

まず大事なのは、相手は失うものがないので開始から飛ばしてくる可能性があるので、清水は受けに回らずに、ホームの力を借りながらそれを上回る気迫で圧倒することが大事だと思います。ここ何試合からはある程度ブロックを作って守備をしていましたが、この試合に関しては、前回の対戦と同様、いく時はある程度前からプレスをかけてもいいと思います。相手陣地でできる限りゲームをできるか。それで主導権をとって、先制点を奪えるかが大事な試合になります。
もし早い時間で先制点を奪えれば、前がかりになる相手を上手くいなして、ショートカウンターなどから追加点をとる流れにできれば。そして余裕を持った状態で、アジスやタンキを投入し、彼らにもゴールを取らせてあげられるような展開になれば最高です。
私にとっても久しぶりのアイスタ現地観戦となり、ワクワクしています。勝って勝ちロコを踊りましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?