ホロライブの中国関係の登場人物・企業等のまとめ

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序文

人物・企業・コミュニティなどの紹介

ユエフ(乐府)

ユエフ(乐府)。本名は万仲尼(ワンジョンニ)。中国にてオタク系文化の事業を手掛けている人物。魔女公司(ウィッチカンパニー)という過去に中国で活動していたVtuberグループの創設者でもある。また自身も魔女公司に所属するVtuber「魔法少女乐府酱」として活動していた。いわゆるバ美肉である。その後魔女公司が解散し、バ美肉おじさんから現在の青年の容姿である乐府になった。活動拠点が上海にあり、miHoYo(原神、崩壊:スターレイルの開発)、Hypergryph(アークナイツの開発)、ビリビリ動画などと業務提携を結ぶなどしている。
中国におけるVtuber事業者と言えばユエフというほどに彼は有名なのだが、現地での彼の評判はすこぶる悪い。なぜなら彼は中国のVtuber界隈の中心人物でありながら平気で嘘をつき言いがかりをつけてくるからだ。
彼の言いがかりでVtuber界隈がダメージを受けるのは中国ではよくある光景だ。それ故に彼の存在が中国のVtuber市場を衰退させたと語る人もいるほどである。
そんなわけで彼は中国のVtuberファンの間では邪険にされている。そのため彼との関わりが判明するだけで悲劇が訪れてしまう。例えば光年重工(旧名:光年神話)というVtuberグループはビリビリの情報漏洩事件によりユエフとの関わりが判明し、その後さまざまな疑いをかけられ何度も釈明に追われることとなった。そしてグループ名を光年神話から光年重工へと変更し、そこにユエフはいないと主張した。ただ彼と関係しているかも?と思われただけでこうなるのである。
そんな問題児な彼であるが、実は中国では有名な人物である万籟鳴(ワンライミン)の一族である。万籟鳴は中国アニメの始祖にして手塚治虫にも影響を与えたほどの大人物である。

上海萌鸽文化传媒有限公司

ユエフが創設者でありCEOを務める企業。
この企業のブランドに萌鸽文化があり、そこがACG文化(日本のテイストを持ったアニメ・漫画・ゲームの総称)に特化した事業を行っている。

上海算术初子网络科技有限公司

ユエフが創設者でありCEOを務める企業。
中国にて様々なネットワーク技術のサポートやコンサルティングなどを行っている企業。
この企業のブランドに算术初子(metishon)という中国最大のVtuber専門MCNが存在しており、ホロライブのビリビリ関係をサポートしているのはそこだと思われる。ただし過去の例から間にサポート企業が1社入っていると思われる。

Noa Talent

算术初子(metishon)の英語圏向けのVtuberの中国進出をサポートするMCN。
ここの公式Xは自社所属タレントをフォローしているのだが、そこにこぼ・かなえるのアカウントが含まれていたためここを経由してユエフとやり取りしている可能性が高い。また元にじさんじENのランザー 罪恩であるSayuもここを利用している。なお海外の個人勢がビリビリで活動するのは難しいらしく、Sayuはこぼとは違い中国圏でのみNoa Talent所属の企業勢となる。

Noa Talentのフォローリスト(2024年6月26日時点)


Sayuのビリビリチャンネル(2024年6月19日時点)


上海纽佳信息科技有限公司

ホロライブの中国展開をサポートしていた最初のMCN。後に"石"というホロライブと字幕組の仲介役をしていた人物が起こした"石事件"により契約解除となり縁が切れた。その時のホロライブは日本の企業である(株)アクセスブライト経由で現地MCNとやり取りしていたと言われている。
ちなみに2019年時点でカグラナナのMCNもここだったが現在も同じかは分からない。

石事件

京都アニメーション放火殺人事件の発生直後に起きた石氏が中心となり起きた論争。中国の人々も日本で起きた凄惨な出来事に心を痛めている最中、ネット上にとあるスクリーンショットが出回る。そこには「燃えれば燃えるほど人気が稼げるね」「火災保険に入ってるから建物も新しくできるね」「俺も一回自分を燃やしてみてぇ~w」という発言をしている石氏が映っていた。これを見つけた中国の人々が激怒。当然石氏に非難が殺到していたのだが、石氏及び石氏とやり取りしていた字幕組はこのスクリーンショットは偽物であると主張する。しかしそれを否定する証拠が他の字幕組などより次々と上がり、それに対してまた反論するなど双方の主張は激しく対立。この衝突の影響で更なる疑惑が発生していった。このときに発生した疑惑が下記の4つ。
A.上述の石氏の問題発言を巡る疑惑
B.字幕組による告発でビリビリでの収入がホロライブメンバーに送られていない疑惑が発生
C.上記に絡み石氏が着服している疑惑も発生
D.ホロメンに対するセクハラ・パワハラを含む嫌がらせをしていた疑惑も発生
これらの問題に対し字幕組の多くの怒りが頂点に達し、責任者(石氏のこと)を変えるまでは協力しないことを宣言。しかし夜空める・湊あくあを担当していた字幕組はこの宣言を信用できないものとし、別行動をするなど大きな混乱が起きていた。
しばらくのち、カバー(株)がこの件についてTwitter(現:X)にて現在対応中である旨のお知らせを出した。複雑かつ中国で起きた出来事だったため内容について理解していた日本のファンは少なく、反応出来たのは中国のホロライブファンがほとんどだった。このカバー(株)のお知らせは問題の解決を求める人々にとっては満足できるものでなく「問題から逃げずにはっきりと答えて欲しい」というような反応であった。それからしばらくしてカバー(株)からお知らせが出た。それは石氏が所属する企業(上海纽佳信息科技有限公司)との契約を解除するというものであった。
またこのお知らせでは石氏が行った京アニに対する暴言は認めるものの、ビリビリの収入着服疑惑は否定。またホロメンに対する嫌がらせも否定した。またツイッターで"らずのん"の名で活動していた石氏も謝罪した。その後も否定された疑惑についての批判は一部続いていたが、この事件を巡る大きな流れはここで終了した。

字幕組

日本では翻訳組とも呼ばれるビリビリ動画に日本語字幕を付ける集団。その歴史は複雑かつ様々なグループが混在しているため全容を掴むのは難しい。過去に何度も解散しており、その度に別の組織へと生まれ変わっている。現在どのような組織になっているかは不明。

NGA

National Geography of Azerothの略称。
中国の超巨大掲示板。日本で例えると5ちゃんねるのような場所。唯一の違いはここがゲームの話題に特化した場所であるということだ。
4年前に起きた桐生ココ台湾表記事件の時はここの住人が中心となって苛烈な荒らしを仕掛けた。中国のホロライブファンはその事件の最中に紆余曲折ありここから立ち去った。
ちなみにAzerothという名称からピンときた人もいるかと思うが、ここは元々World of Warcraft用の掲示板だった。それが時代とともに他の話題も取り扱うようになり今に至る。


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