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数値化できるもの、数値化できないもの

○数値化できるもの
<特徴>
一般性・普遍性がある。
論理的・理性的。
権威的・権力的。
再現性がある。パッケージ化できる。継承や伝達、共有が容易。
人生に固有性は与えない。
生存のための安全性が高い、必要性が高い。
社会的な共同体や個人を形成するために必要。

<例>
・テストの点に還元できる学校教育。
・生産性とその対価としての賃金や報酬、つまり経済活動。
・学歴・職業・収入・恋人や結婚の有無などの、社会的通念に基づくスペック。
・数的に把握や処理できる諸科学。
・何らかの交換原理を前提としている道徳的要求、愛、善に対しての悪、罪に対しての罰。
・パッケージ化されたキャリアや人生モデル。

○数値化できないもの
<特徴>
論理的でない、理性的でない。
評価軸が成立してない、一般性がない。
非経済的。
再現性がない。
何らかの阿呆感、馬鹿らしさを含む。
自由。感情的。
人生に固有性を与える。
生存のための安全性が低い、必要性が低い。
社会的な共同体や個人を形成するために必要ではない。

<例>
・笑い。
・経験、思い出、物語としての人生。
・歴史。
・交換原理に基づかない善意、親切心。
・純粋な好奇心、好意に基づいた学習や行動。
・予測不可能な感情の動き。
・計算性に基づかない、ものや生き物、人への愛着。
・天変地異。
・妄想・空想・イマジナリー。
・意味のわからない行動や言葉の羅列。

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