コーヒーについて

はじめに

みなさんこんにちは、かすみです。唐突ですが、私の数少ない趣味としてコーヒーのドリップがあります。私は主にハンドドリップ専門なんですけれど、コーヒーを淹れるのも、もちろん飲むのも好きです。フレンチプレスやエスプレッソにも興味はあるのですが…器具を買う負担もあって、ずっとハンドドリップで淹れています。

今回はブルーマウンテンとゲイシャを買ってみたので、記録として残しておきたいと思ったのでnoteを作成しました。

ブルーマウンテンについて

私はミディアムからライトなボティが好きなので、普段は中挽きで淹れています。お湯に関しては、水道水を沸騰させ、85℃に冷ましてから淹れるという手段をとっています。10gの豆に対して、総量160mlのお湯を注いでいます。お湯は挽いた豆に20mlほど吸われ、大体140mlのコーヒーが抽出されます。

今回、やなか珈琲さんでブルーマウンテンNo.1を買わせていただきました。というのも、今、セブンイレブンでブルーマウンテンのブレンドが期間限定で飲めるんですよね。それがとても美味しかったのです。それをストレートで飲んだらどんな味なのか?気になったので買ってみました。ブルーマウンテンといえば高級な豆の一種類として有名ですよね。

結果から述べたいと思います。いつもの方法で淹れた結果、少々酸味が強いと思いました。ブルーマウンテンの一般的な評価といえば、すべての味がバランスの取れた絶妙な味らしい…のですよね。ただ、挽く粗さやお湯の温度を変えても、やはり酸味がきついと感じました。

そこで、中挽き、湯音90℃、総湯量を180mlにした結果(つまり少し薄めに淹れたということです)、酸味がマイルドになり、苦み、酸味、甘みが絶妙なバランスとなり美味しく飲めました。湯温は90℃です。コーヒーを淹れる要素として、少なくとも挽き目、湯温、湯量の3種類があって、その組み合わせを全部試すと2の3乗の8通りになるので、自分にどストライクな淹れ方を試すのは難しいのですが、運よく自分好みの味に出会えました。みなさんもぜひ試してみてください。

ゲイシャについて

今回は、ゲシャリーコーヒー日比谷店さんでコーヒー豆を購入させていただきました。このお店は、世界で初のゲイシャ専門のコーヒーショップとして開店したようです(店員さんにそのように伺いました)。

買ったのはパナマ産のエスメラルダ ナチュラル マリオ 3SNという品種です。80gで税抜き4000円でした。なお、現在は終売となっています。実店舗で試飲した中で、もっとも自分の好みに合っている品種だと感じ購入したので、割とショックです。まあ、ひとえにゲイシャといっても、品種によって非常に様々なアロマやテイストを提供してくれるので、新たな道を開拓していくのもいいかもしれませんね。

豆の紹介文は以下のようになっております。

ゲイシャを広めるきっかけとなったエスメラルダの代名詞とも言える伝説の農地「ハラミージョのマリオ区画」で収穫されたコーヒーチェリーを、基本に忠実なナチュラル精製で仕上げました。
テロワール由来の華やかさと柑橘系の香りに、アフリカンベッドでじっくり乾燥させたことによるレッドアップルを思わせる明るい酸が鮮やかに表現されています。

GESHARY COFFEE

どうでしょう。とても興味をそそられる解説ですね。

さて、ドリップに関してお話しようと思います。単刀直入に言いますと、実店舗で飲んだ味と同等のクオリティをハンドドリップで出すのは、とても難しいです(というか不可能です)。ですが、豆の購入時に、ハンドドリップの手引きも同時にいただきました。ですので今回はこれを参考に作りました。以下手引きの内容です。

器具:HARIO V60 01
粉量:13g
粒度:中細挽き
総湯量:230cc(天然水)
抽出時間:2分10秒
湯温:100℃
1. 粉13gをドリッパーに入れ平らにならします。
2. 100℃のお湯を、粉の上に「の」の字を全体に書くように30cc注ぎ30秒蒸らしていきます。
3. 蒸らし終えたら、二投目の100ccを中央一点へ注いでいきます。
4. 1分10秒になったら100ccを全体に注ぎ2分10秒目安にお湯が全て落ちきったら完成です。

GESHARY COFFEE

ドリッパーに関しては私の持っているものと全く同じでした。使い慣れている一人用の円錐ドリッパーでよかったです。一応、台形ドリッパーもあるのですが、それは2, 3人用のサイズで淹れにくいので…
HARIO V60が推奨されている理由としては、おそらく「円錐ドリッパーの方が抽出時間が短くなり、ほどよい酸味でクリアな味になるから」だと思います。しかし私自身、ドリッパーにこだわったことがないので、まあ使い慣れているものを使えばいいと思います。投げやりですみません。

次に豆の量についてです。少し個人的な話なのですが、粉量13gって嫌なんですよね。というか10gの倍数の方がキリが良くないですか?コーヒー豆ってほぼ100%、10g単位で売られていますし、それに残り何杯飲めるか直感的に分かりやすいし…ということで粉量は10gにします。その代わり、総湯量を180mlにします(13:230≒10:180)。全体としては、20ml(蒸らし30秒)→80ml(中央)→80ml(全体)の流れで行こうと思います。

ちなみに手引きには天然水を使うよう書いてありますね。煮沸すればカルキのにおいとかはほぼ飛ぶので水道水でもいいかな…と思っていたのですが。毒を食らわば皿まで(?)。どうせならと思い天然水を買ってきました。しかも硬度にこだわって、コーヒーを淹れるのに最もバランスのいいとされる中硬水を。このひと手間でおいしくなるなら安いものですよね。

また、湯温は90℃にします。手引きには100℃とありますが…
何か理由があるのでしょうが、一般的に考えて高すぎますよね。ほかの品種ならまだしもゲイシャを飲むときにあまり苦みや雑味を感じたくないので、少し低めの90℃に設定します。

あと、粒度は中挽きにします。理由は単純に注ぎ慣れているからです。抽出液がドリッパーにたまらずサラサラ流れていく感じがいいんですよね。それにコクや苦みも必要十分量出ます。

以上を踏まえて、Myレシピが完成しました。

器具:HARIO V60 01
粉量:10g
粒度:中挽き
総湯量:180cc(中硬水)
抽出時間:2分10秒
湯温:90℃
1. 粉10gをドリッパーに入れ平らにならします。
2. 90℃のお湯を、粉の上に「の」の字を全体に書くように20cc注ぎ30秒蒸らしていきます。
3. 蒸らし終えたら、二投目の80ccを中央一点へ注いでいきます。
4. 1分10秒になったら80ccを全体に注ぎ2分10秒目安にお湯が全て落ちきったら完成です。

かすみ

さて、実際にドリップしてみました。
抽出時間に関しては完全に慣れですね。何回もドリップしていれば、ある程度の時間間隔はつかめると思います。今回は2分10秒±5秒ほどでドリップできました。
味に関しては……最高でした。もう、豆の解説通りの味わいで、ことさら私が言うことは何もありません。お店で初めてゲイシャを飲んだ時の感動がよみがえりました。本当、初めてでここまで美味しく作れたのは奇跡ですね。しかし、あえて厳しく評価するなら、試飲したものと比べてコクが少し足りなかったですね。よく言えばとてもすっきりとしたライトボディなのですが、もう少し味に余韻があってもいいかもしれません。
いろいろ条件を変えて味の変化を楽しみたいところですが、いかんせん豆の量が限られているので失敗するのが怖いです。

終わりに

ブルマンの章とゲイシャの章の文量がかなり偏っていますが、とにかくゲイシャはそれだけこだわる価値のあるコーヒーということです。
ブルマンが秀才ならゲイシャはギフテッドです。秀才は何でもそつなくこなし、誰にも受け入れられる存在。対してギフテッドは、できないことも多々あるが、得意なことに関しては他者を著しく凌駕した能力を発揮する、人を選ぶ存在です。実際、ゲイシャは人を選ぶコーヒーです。普通のコーヒーには到底出せない果実感が好きだという人もいれば、コーヒーには重厚なコクと苦みを求めているのでゲイシャはちょっと、という人もいるでしょう。
それでも、コーヒー好きなら一度は試してほしい一品です。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。コーヒーには縁がないよ!という読者の方は…おそらくここまで読んでいないでしょうが、もしいたとしたらインスタントコーヒーでもいいので飲んでみてはいかがでしょうか?個人的にはブラックがおすすめですが、砂糖を入れてもいいですし、牛乳で割ってカフェオレにするのもいいでしょう。

𝑪𝒐𝒇𝒇𝒆𝒆 𝒎𝒂𝒌𝒆𝒔 𝒚𝒐𝒖𝒓 𝒍𝒊𝒇𝒆 𝒓𝒊𝒄𝒉.

それでは。

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