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運命論者

そう。ワシです。ワシのことです。

齢45にして、流されるか、自分の心が「これだー!」と電波バリ3(もう古いのか?)で運命をキャッチした時にしか動けないオッサンなのである。

自分では西野オンライン教の敬虔な信者だとは思っていないが、西野氏の立ち上げたクラファン企画で、「子供たちに『映画 えんとつ町のプペル』を見せてあげたい」というものがあった。

多くの西野サロメンとは意を異にするだろうが、個人的にはこの映画がヒットしてくれという涙ぐましいまでの悲願はまるでない。申し訳ない。

西野氏のオンライン授業(800円)など、自分にお値段以上の見返りがあると思ったらリターンにも手をだすが、冷徹なオレはこういった完全寄付系のリターンには見向きもしなかった。


ところがである。昨日(クラファンが立ったのはおととい)、愛知県半田市のピアノ教室に通う子供たち(95人)に映画を見せてあげられる権のリターンが募集されてるのを見て、ビビっと来てしまった。

半田在住のオレは保育園の頃にエレクトーン教室に通っていたのだ。
この映画券プレゼントのクラファンはもう何100とリターンが立っているはずだが、たまたま見た愛知のそれが半田市であり、しかも子供たちのピアノ教室だったのだ。しかも自分が通った小学校のある町の教室だった。

なんか知らんけど、その教室のホームページやクラファンのページを見てずっと泣いた。4日前に退職したばかりで情緒不安定になっているのもあるだろう。(子供かて)
これはもうそっちに進めと心が…いや、魂が叫んでいるのだ!(心配しないでください)

(株)NISHINOの新人の子とちょっとやりとりして、ムービーチケットの購入を決めた。
運悪く(悪くない)95人もいる応募だったので、×1800円で171,000円だ。

何を隠そう、この歳で手取り19万という超薄給だったし、もう退職してしまったし、退職金も20万円だけだったので、割と手痛い出費なのだ。ってかオレしゃべり過ぎじゃね? あ、オレの情報だから別にいいわ。


おそらくサロメンの中で五指に入るほど、映画の売れ行きどうでもいいし、なんならちょっと前まで自分も別に見に行かんと思ってたクチだ。それが何を思ったのか95人分も買ってしまった。
もっと言えば、クラファンの(チケットプレゼントの)すべてのリターンは期限最終日に西野氏が自腹で買うことが決まっている。

応募してくれているリターン元の人は(オレの場合はピアノ教室)、きっと子供たちに「この映画見たい人~!」などと言って手を挙げさせてると思うのだが、そこの大人が子供たちに「今回はチケットを寄付してくれる人がいなかったんだって。残念だったね」なんて地獄絵図にならないように、売れ残ったリターンはすべて西野氏が買い取るのだ。

つまりこんな薄給のオレが(あ、もう無給だった。うはははは)、年間10億以上は稼いでるであろう西野氏に17万もの大金を渡しているようなものだ。

「え、あれ、オレ信者になってね?」としばらくしてから思い始めた。


ところがだ、イソップのすっぱい葡萄の逆バージョンとでも言おうか、寄付した側の人生を歩み始めると、脳ミソ(単純なおかげ)はいいことばかりを探して来てくれる。リターン購入のボタンをポチりとする前では思いつきもしなかった発想がポコポコでてきた。

・まず映画を見終わった後の子供たちに会いに行って、さり気なくさり気なく恩着せがましくする。
・そこで子供たちに何がしかの言葉を伝える
・しばらく経ったら手紙などをしたためたりしちゃったりする。
・その上でさらに教室を徹底的に応援する。

と、リターン購入してから30分ぐらいでこのぐらい浮かんで来た。
話は急にブッとんでオレの夢の話をする。

何度も見てる人、すいません。今日初めての人もおられるんです、きっと。

ということで1曲のオリジナルソングを後世に遺したいという夢のあるオレには打って付けのリターンなのだ。黒西野よろしく「黒仲」も電卓を弾く。


オレは伯母(父の姉)の遺産である200万ほどを(しゃべり過ぎだな)全部この夢につぎ込むと決めている。そもそもオレが使っていいカネだとはとても思えず、すべて寄付に回そうと前から決めていて、今まで20万ほど世に送った。

そう考えると今回の17万は決して高い買い物ではない。95人の子供たち、そのまわりの大人たちと接点を持てるなんてことは普通に生きてたら、まぁない。

しかも全員音楽繋がり。そして未来の大音楽家もきっとその中に入ってる。
またワクワクの鳴るほうへ1歩近づいたのかなぁ。






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