食レポ_放送事故_2000_0726.WAV

内容

テレビ番組を録画したVHSビデオテープを動画ファイルに変換した4
分ほどの映像。
映像にノイズが多く、音声も不明瞭だが、生放送で街の食レポをするというテレビ番組の1コーナーだと分かる。

ノイズによりテロップが潰れて名前がわからないが30代後半の男性タレントらしき人物が、S県M市の商店街(※現在はほぼすべての店が閉店している)の食堂を尋ねることが音声や風景から推測できる。

タレントが食堂のある場所に到着した様子だが、食堂の入口は瓦礫が積まれており、更に有刺鉄線で封鎖されている。タレントは困惑しつつも15秒間ほどスタッフと話(口論?)をしてから食堂内に入ろうとするが、瓦礫が崩れタレントの顔に当たる。タレントは顔を押さえながら絶叫し、カメラの元に駆け寄る。目には棒状のものが突き刺さり血が流れている様子がカメラに映り、動画は終了する。

調査

動画ファイルにある「2000_0726」という数字が日付を表していると考え、該当する日の全国ネットの番組、S県の地方局、ケーブルテレビ局の番組を調査した。
結果、商店街を取り扱った番組は存在したが、映像内のタレントや食堂は登場せず、放送事故があったという記録も無かった。更に、映像内の食堂は1983年に放火によって全焼したことが判明した。