散文日誌「種々雑多」2021/12/11

12/10、大きな企業さんとか、そこそこ余裕のある会社さんには、ボーナスというものが支給される。棒に茄子を刺したものじゃない。半年間頑張ってくれてありがとう、これで年末の大変な時期を乗り切ってくれ給え。というわけであるが、かつては、12/31(大晦日=おおつごもりび)に借金などを清算する慣例があったので、冬のボーナスはその名残なのかも知れない。

もらったら最後、家のローンやクリスマスプレゼントなんぞに消えてしまうのがオチである。それでも平均で65万も貰うの？私なら卒倒しちゃうよ。そんなもらったら。だもん、大企業に勤める人は家も建つし、ローンの返済もさっさとお終わっちまうわけよね。若いうちは寮があるから家には困らんし。まあ、なんと羨ましい仕組み。だからといって、私のADHDが良くなるわけでもないし、そういう部分での配慮が受けられたわけでもねぇしなあ…。間が悪いんだなって思うことはしばしばある。

その道を選ばなかったら、もう少しまともな人生になっていたかもしれない、と今も未練がましく思っている。ただ、無理を言ってまで行くべき場所だったのか？見知らぬ土地で独り寂しく、ホームシックにかかってしまう私。だもん、遠い街で独りなんて多分無理だろうな。結局今の立場に落ち着くように、人生の道筋ができちゃってるんだよな…。なんの因果か知らんけど。やっぱり、間が悪く出来てんねんな。

結局、全ての仕事も棒に振ったし。原因がADHDとASD混合という面倒くさいパターンにあることも知ったし。そのせいで、鬱になったし。もうボーナスもピーナツもドーナツもココナツもおたんこなすもボケナスも何もない。

今、大型ショッピングモールなんぞに行ったら、人だらけでそれだけでもすみません。って感じなのだ。賑やかしのクリスマスの音楽が一日中中流れて、こちとら冷やかしで来てるのに、すれ違うのは、幸せそうな親子かカップルか…そんな奴らばっかりだ。

間もなくCOVID-19のο株が第六の波としてやって来るかもしれない。今のうちに大事なものは買っておいた方がいいな。大流行したらまた外出もままならない状況に陥るだろう。まあ、ο株がどんな奴か未だよくわかっていないので、ο株の全貌が明らかになるまで、待つしかないだろう。それまでは、いつも通りの対策をして、個々人の好きなように、日々を謳歌するがいい。アドヴェントカレンダーに1日ずつ穴を開け、お菓子を食べたり、年賀状の準備をしたり、ケーキやら、おせちやらを、えらんでもいいだろう。

ボーナスが出た途端、一気に気忙しいのが、なんとなく、羨ましくなる、NEET3年目の年末であった。