さて、なにからはじめましょうかね?
ずいぶんまえに読んだ本で、ノーベル物理学賞を受賞したG.トホーフトのかいた「タイム・イン・パワーズ・オブ・テン」(「10のべき乗時間で起こる現象」)に、いたく感動した。
この本は、10のn乗の時間は、この世界のどんな現象にあたるのか?を図解で書いてある。だから中学生(場合によっては小学生)からでも容易に、物理学の世界へと入って行ける。
時間の長さを目に見える形にすることで、これだけ短い時間で、素粒子が壊れたり、これだけ長い時間掛かって、私たち人間にまで生き物が進化できたことが良く分かる。
この本を読んで、どんなに短くても時間は時間。その積み重ねの上に私たちは載っているし、今も、ミクロな世界では素粒子が激しく動き、マクロな世界では、徐々に生き物に掛かっている自然淘汰の圧力を知る事ができる。時間の見方を、がらりと変えた一冊として、先ずはこの本を紹介しました。
この本を通じて、物理学だけでなく全ての科学に通じる、ものの見方が出来るような気がします。
もし、図書館で見かけたら、ちょっとでもページをめくってみてください。あっという間に、引き込まれますから。
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