「行動を促すグラフィックデザイン」を研究する中学生からインタビューを受けました
電通クリエーティブX 広報チームです!
(社名の「X」は「クロス」と読みます。以下、クロス)
先日、「行動を促すのに適したグラフィックデザインのポスターとは」をテーマに研究を進める横浜国立大学教育学部附属横浜中学校の学生から中沢俊(アートディレクター)と江口充希(デザイナー)がインタビューを受けました!
今年の冬ごろからメールでやり取りしており、3月に中間発表を終えたとのことで、今回は最終目標となるポスター制作に向け、対面でのインタビュー依頼をいただきました。
まずは自己紹介にはじまり、学校で発表した中間発表の内容をプレゼンしていただきました。最近は、一人一台のパソコンが貸与されるようで、PowerPointでのプレゼンテーションでした(驚)。
「グラフィックデザイン」を研究テーマに選んだきっかけは、委員会や係の仕事のためにポスターを作る機会があったそうで、皆の行動を促すようなポスターが作ることが難しかったからとのこと。そして研究目的は、普段見ているポスターには人の行動を促したり、意識を高めたり、どのような効果があるのか考察し、行動を促すために必要なポイントを明らかにすることのようです。
中間発表の内容は、さまざまな文献調査やアンケート調査を実施されており、行動を促すポスターのポイントとして以下の6つが挙げられていました。
最後に、今後の課題として、「どうやってインパクトを出すのか」という点が挙げられていました。
中間発表の説明が終わった後、「ロッカーの整理整頓」をテーマに事前に作ったポスター案を見せてもらいながら、まずはコンセプトワークについて、受け手がメリットに感じることを探し、伝えてあげると行動を起こしてもらいやすくなることをお話ししました。
伝えたい相手(ターゲット)や伝える場所を具体的に設定する5W1Hの考え方や、アイデアを出すときの6つの基本形についてもお話ししました。
その場で、業界誌に載っているポスター事例やYouTubeで公開されているCMなどを見ながら、ポスター制作に向けてアイデアをどんどん出していきました。
最後は、普段中学生と接する機会のない中沢と江口から、最近の中学生事情を逆インタビューしていました(笑)。
デザインやクリエーティブに興味を持っていただけたことを嬉しく思います。どのようなポスターに仕上がるのか、非常に楽しみです!