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停電の夜に

一昨日の夜のお話。

停電した。
かなりの長い時間。
真っ暗な世界。
かき集めたキャンドルを灯す。
あの人は何をしているのだろうか。
シングルなら間違いなく電話していると思う。
ダイヤル回して手を止めた~~~♪
そんな静かで情緒的な深い夜。
ゆらゆら揺れる炎が照らす範囲だけを抱きしめるロマンチックな夜。

·······ここから先は有料部分です·······


違います。
いくらでも読んでください。
くれぐれも想像はぼんやりお願いします。

↑のロマンチックキャンドルの前の話をします。

別宅で1人の夜を満喫中のバスタイム停電騒動。
その夜はなぜか3回も停電に見舞われました。
1回目:髪を予洗いしていた真っ最中。雷でも落ちたかなと待っていたら、4、5分で復旧(自分推定)。給湯器の電源はキッチンにしか無いので、バスタオルぐるぐる巻きで必死で押し直しに行き、洗髪の続き。
2回目:シャンプーの途中。これは困りました。でもまた復旧するだろうと、髪を撫で付けて、寒いので湯槽に浸かって待つ。多分7、8分で復旧(自分推定)。また必死で給湯器電源を入れ直しに行き、洗髪の続き。
3回目:トリートメント流して、洗顔の途中。まあここまで洗えてたら何とかなるかな。湯槽に浸かって復旧を待つ。真っ暗。長い。かなり長い。ヤバい。これは脱出しないとふやける。洗面器を蹴飛ばしながら、手探りでバスタオルを手に取り、ざっと拭いて、感覚で浴室を脱出。手探りでドアを開けてリビングへ。
携帯を探す。確かテーブルの上に置いたはず。こんな時に見つからない。わーん。びしょ濡れの髪でワタワタ探していたら、やっと触った。
ライトつけて、キャンドルを探す。たくさんあって良かった。灯して、色々片付けて、やっとゆらゆら揺れる炎に癒される。
炎をぼんやり眺めながら、濡れた髪をタオルドライ。

↑文頭に戻る。


それにしても便利な生活に慣れた勝手な私に訪れたなかなかの試練。
そしてあの頃やあの時に災害に見舞われた方々の大変さを想像したら胸が詰まりました。
忘れてはいけませんね。

夜中0時を回って、マンションの友だちにLINEして、おやすみなさい。
復旧したのは多分2時頃。照明スイッチ入れたままだったので、電器という電器が家中全部明るく照らしていたのが、明け方のハイライト。

停電の原因はカラスの巣と翌日の新聞に出ていました。
カラスめ💢

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