朝の空気を大事にする人vs湿度問題を叫ぶ人

「まさか！？」

と思ったが、やはりその”まさか”だった。

僕の奥さんは、毎朝いたる所の窓を全開にする。朝の空気が大事だからと。確かに朝の空気は気持ちがいい。あのヒンヤリした空気が部屋に入ってくる、あれがいい。でも、ここで問題が。奥さんは雨の日でも全開にするのだ。僕が、「部屋が湿気るだろー」って言っても聞かない。朝の空気が大事だからと。いやいや、いろんなもの湿気ったら、気持ち悪いし、布団とかジメジメするし、クッションだってジメッとするし、ってどんなに小言をいっても聞かない。

今朝も、僕が目が覚めて、鳥の鳴き声がするなーと外を見たら窓全開。まさかと思ったけど、窓全開。昨日から雨が降っていて、空はどんより曇り空。地面はもちろん水たまり。どう見ても湿度100％。窓を開けたらドンヨリ、ジメーっとした空気が入ってくる。いや入ってきている。

「ねぇ、なんで開けんの？」

「朝は大事」

こんな会話をここ何年も続けている。

奥さんが開けた窓を一つ一つ閉めて回る僕。

ふー…

人の価値観って変えられないものなんだなーって。

朝の空気が大事な人に、どんなに湿度問題を言っても通じない。

朝の空気を大事にする人、湿度問題を叫ぶ人。

どっちも間違っちゃいないけど…

どっちもどっちか！