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短所と長所は裏返せる

昨日、用事まで時間があったので、喫茶店に入ってコーヒーを飲んだ。
隣の席に就活中とおぼしきリクルートスーツ姿の女の子、三人組。
会話を聞いている限り、おそらく看護師さんのたまご。
三人で面接の練習をしていたのだけれど。

「あなたの短所は何ですか?言ってみて!」
「えー、、なんて書いたっけ……?(履歴書を探す)
私の短所は細かいことを気にしすぎることです。小さいことを気にしすぎるあまり、記録がなかなか進まなかったりします。でも、そのおかげで、他の人が気づけなかった患者さんの些細な変化に気づくことが出来ます」
「それ、長所になってるやん!(残りの二人)」
「ほんとだ!(笑)でも、短所も結果的に良い方に話すもんじゃ無いの……?」

……という一連のやり取りを聞いていて、この、短所を話した女の子の考え方、好きだなぁ、と思った。

短所って、自分がそう思っているだけで、他の人から見たら実はうらやましく写っていた、ということって意外とよくある。
短所と長所は裏表の関係で、表現を変えれば、嫌だと思っていたことも、良いようにとらえられる。

「細かいことを気にし過ぎる」というのは「繊細で人の気持ちに気づける」
「暗い」というのは「自分の世界を持っている」
「せっかち」というのは「時間を大切にする」
みたいな。

ちょっと前に「ネガポ辞典」という、ネガティブな言葉をポジティブに変換するスマホのアプリが流行ったけれど、その考え方を日常に取り入れたら、毎日前向きに過ごせる気がするなぁ。

隣の女の子たちの会話を聞きながら、そんなことを考えたのでした。
就活、がんばれ。

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