見出し画像

マラソン10年目。Garminを購入した。

 1年で最も暑い時期に入った。「涼しくなったら走ろう」なんて思ってるとあっという間に秋のマラソンシーズンになってしまう。ほとんどのマラソンは秋〜春にかけて開催されるので「暑い中走る力をつける」という必要性はあまりない。ただ「夏場に走らない=練習不足で大会に挑む」ことになるので、秋の大会で満足出来る結果を出すためには暑い中でもなんとかやる気を出して走る必要がある。


 マラソンブームの2015年。第1回金沢マラソンに友人3人とエントリーして「3人とも当選したら走ろう」と言っていた。倍率が約3倍とのことだったので、3人とも当選することなんてないと思っていた。結果は3人とも当選。1/27の狭き門を通過してしまった。
 安くはない参加料を払うので、出るからにはしっかり準備していい結果を出したい。当時ランニングの習慣は無かったけど、運動はそこそこやっていたので、とりあえず「サブ4」を目標にトレーニングに励んだ。
 結果は4時間12分24秒。金沢らしい雨天に見舞われ初出場にしてはなかなかハードな大会だった。仮に初マラソンでサブ4を達成していたら満足して終わっていたかもしれないし、逆に完走出来なかったら「こんなしんどいこと二度とやるか!」となっていたかもしれない。目標に対して「あと一歩」という感覚から、マラソンにハマっていくことになる。

初マラソンの完走証

 それからフルマラソン8回、ハーフマラソン7回出場した。コロナ禍の2020年〜2022年は大会には出場しなかったけど、いつかエントリーする大会のためにトレーニングは続けた。

完走メダルたち🥇

 子供が産まれてからは走る時間を捻出するのが難しくなった。大会は仕方ないとして、普段のトレーニングまで家事・育児を放り出して行うのは気が引ける。せっかくの楽しい趣味を罪悪感を覚えながらするのは自分のためにも宜しくない。休日の家族が起きる前の時間に走る習慣がついた。
 4時過ぎにみんなを起こさぬようそっとおきて、コーヒー1杯とバナナ1本を食べる。着替えた後に軽くストレッチを済まして5時には走り始める。1ヶ月で100km走るために一回のランニングの距離は12.5kmにしている。一回あたり12.5km走れば、祝日がなく土日が4回ずつしかない月でも100kmを達成できる。6時過ぎには家に戻り、サッとシャワーを浴びて朝ごはんの用意をしている間に家族が目を覚ます…という感じ。
 意外なことに5時台にもランニングや散歩をしている方が結構いる。夏場だと暑い日中を避けるためという理由が思いつくけど冬場でもいるので、きっとそれぞれに日中にランニングや散歩が出来ない何かしらの理由があるのだろう。無理矢理にでも趣味の時間を捻出する仲間と勝手に思っている。


 前置きが長くなったけど、自分にとって大事な趣味であるマラソンのさらなるレベル&モチベーションupのため、この春Garminを購入した。

 これまではTATTAというランニングアプリを使用していた。1キロあたりのペースは音声で教えてくれるし、歩数も計測してくれる。ランニングをする上で最低限の機能を無料で提供してくれていたので、2万円以上するランニングウォッチにはなかなか手を出せずにいた。長らく悩み続けていたが、今回たまたま職場のランナーの紹介で少し安く買える機会があったのでようやく購入する決心をした。

 もっと早く買っておけば良かったというのが正直な感想である。

 まずは1kmあたりのペース確認。1km毎の音声を聞き取るのと、いつでも目で確認出来るという違い。音声案内はよく聞き逃す。トレーニング中、音声案内のタイミングで車が近くを通り過ぎたら音声案内はほとんど聞こえない。大会中、ありがたいことたが沿道の声援が大きければ音声案内は聞こえない。いつでも時計の画面でペースを確認出来る快適さ。小さいことのようだが、これだけでも価値がある。

 次にデータ。無料のランニングアプリでは計測できなかったデータが計測できる。特に面白いのがストライド(歩幅)ピッチ数(脚の回転数)。ペースをストライド×ピッチ数に分解して自分の走りを分析できる。ストライドが広ければピッチ数が少なくても速く走れるし、ストライドが狭くてもピッチ数を上げれば速く走れる。言われてみれば当たり前のことだが、これまで意識していなかった。ランニングの世界はまだまだ奥が深そうだ。

 たぶんGarminの全機能のうち半分も使いこなせていない気がするけど、それでも十分満足しているしモチベーションupにも繋がっている。


Garminの計測結果

 市民ランナーの1分間当たりのピッチ数(spm)は180が目安らしい。1秒で3回転の計算だ。Garminの計測では自分のピッチ数は161となっており、だいたい毎回同じような数字になる。つまり目安とされる水準より劣っているようだ。
 一方でストライドは身長×0.6〜0.7が目安らしい。自分の身長は1.73mなので1.13m〜1.21mが目安になる。自分のストライドは1.27mだ。こちらもだいたい毎回同じ数字だ。こちらは目安とされる水準を上回っているようだ。
 ピッチ数を上げれば速度が上がるかと言えばそうでもなく、ピッチ数を上げるとストライドが小さくなるランナーもいるらしい。いかにストライドを小さくせずにピッチ数を上げるかがレベルアップの鍵を握りそうだ。YouTubeなどで「ランニング ピッチ上げ方」と調べると色々なトレーニング動画が出てくる。これらを参考に次回のマラソンまでに理想のフォームに近づきたい。


 Garminを付けての初マラソンは12月に開催される奈良マラソンの予定。コロナ禍前はクリック戦争であっという間に先着順のエントリーが終わっていたようだが、問題なくエントリーすることができた。第一関門を突破した。

 目標は自己ベスト(3:41:59)の更新。アップダウンが多いとのことだが、スタート直後の下り坂は前半でペースをなかなか上げられない自分にとっては有利に働くのではないかと予想。後半は上り坂があってもなくてもキツいことに変わりはない。気力で何とか乗り切るしかない。ムーヴメンタルだ。

 もう一つ奈良マラソンで楽しみなのが、Jリーグサポーターによる沿道での声援。自分はセレサポランナーなのでフルマラソン本番はセレッソ大阪のユニフォームを着て走っている。噂によると、奈良マラソンはJリーグのユニフォームランナーが多く集うらしい。

 沿道に集う予定のJリーグサポーターの皆様、船木のユニフォームで走る予定なのでぜひ声援をお願いします!
 奈良マラソンに出場されるJリーグサポーターの皆様、一緒に大会を盛り上げましょう!

2024年の船木ユニフォーム


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?