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【ガルシア杯準優勝】パルパオブジン〜大会レポート〜

 皆さんこんにちは、デンソンです。先日10/29に開催されたガルシア杯にて準優勝をすることが出来たので、その際に使用したデッキや頭で考えてたことを簡単に書いていこうと思います。確認してはいますが、誤字脱字や文の間違いがあった場合でも大目に見てくださると幸いです。


1.使用デッキと当日のマッチング

予選
1.サーナイト 後 ⭕️
2.ルギア 後 ⭕️
3.ロストギラティナ 後 ⭕️
4.雷アルセウス 後 ❌
5.トドロクツキ 先 ⭕️
6.ルギア 先 ⭕️

決勝トナメ
BEST16 ミライドン 先 ⭕️
BEST8 リファインリザードン(配信卓) 後 ⭕️
準決勝 ビーダルリザードン 先 ⭕️
決勝 パオジアンカイナ(配信卓) 後 ❌
ごっつあん…

2.デッキ経緯

 今回デッキを選択する上で勝つためというよりは楽しくやるために好きなポケモンを使おうということでパルキアからデッキ構築をスタートさせました。しかし、どうしても微妙にダメージが足りないというのがこのポケモンの課題でした。Dマークのカードが使えた頃ではクイックシューターインテレオンや裏工作やカイなどで容易にサーチが出来たこだわりベルトがこの課題を解決していました。そんな登場したのがこのカード。

最初はバトル場にいれば使えると勘違いしてました。

「相手のポケモン1匹に、ダメカンを2個のせる。」段々インテレオンに見えてきました。ルチャブルと違って手札から出さないといけないという制限もなく、毎ターン使うことが出来て腐りにくい。これはパルキアと相性が良さそうと思って採用に至りました。また、テツノブジンはバトル場に出た時に特性が発動する都合上テツノブジンでスタートするのは嬉しくなく、バトル場で特性が働くポケモンでスタートするのが好ましいと考えて思いついたのがこのポケモンでした。

パオジアンの特性で水エネルギーを2枚回収して手貼りを確実に出来るようにしながら隠し札を打ちやすくしつつ、特性を使った後にベンチのテツノブジンを出して特性を使ってダメカンを蓄積させていく動きがとても綺麗に感じました。この時点でパルキア+パオジアン+テツノブジンで組むと決め、ちょうど2023年シーズンは運良く世界大会に出ることが出来た際にパルキア+パオジアンのデッキを使っていたのでそれを元に組みました。

その他カードの採用理由は次に書いていこうと思います。

3.採用カードと採用検討カード

3-1.採用カード

ポケモン 14枚(たねポケモン 10枚)
・テツノブジン 2
とにかく偉い子です。後にちょっと記述しますがこの子のおかげで出来ることが増えました。当初は3枚でしたがベンチのスペース的に多くても2枚までしか出せないので今回は2枚で採用しました。セイボリーが増えてくると3枚になるかもしれません。

・パルキア 3-3
カッコいいですね。たった2枚のエネルギーで高いダメージを出せるあくうのうねりが打てる上にそのエネルギーはパオジアンが簡単に持ってきてくれるので2ターン目にあくうのうねりが打てないことはほとんどないです。パルキア算はしっかりと覚えておきましょう。なるべくパオジアンスタートした欲しいのでパルキアvは3枚にしてヘビーボールはマストで入れました。

・パオジアン 2
とにかく偉い子2。この子でスタートした時は満面の笑みを浮かべています。わななくれいき+かくしふだがとにかく強力であり安定感を高めてくれます(エネルギー管理には注意)。今回の10試合で何も出来ず終わった試合は1度もなく、運が良いというのもあると思いますが、わななくれいきによる圧縮と隠し札の2ドローは間違いなくこの安定感に関与していると言っても過言ではないでしょう。また、毎ターン2枚エネルギー供給により安定した手貼りを可能とさせてくれるため、スターポータルは中盤以降まで温存出来ている試合がほとんどであり、締めとしてスターポータル+ヘイルブレードで勝ったり序盤相手のルギアがベンチを絞りながらかぜよみをしたとしてもヘイルブレード240で倒すことが可能です。状況や展開を理解した上でヘイルブレードを決めましょう。

・ビーダル 1-1
縁の下の力持ち的な存在です。序盤はわななくれいき+隠し札で手札がどんどん溜まっていくのであまりに使いませんが、終盤は相手のナンジャモが刺さりやすく、わななくれいきも打ちづらくなるのでビーダルが輝きます。枠の都合上で1-1になっています。

・ミカルゲ 1
ミュウがいつまでも強いので採用しました。様々なデッキのネオラントを止めたり、ルギアデッキでのアヤシシによるパルキアVstarのワンパンを防ぐことも可能です。偉い。

・かがやくゲッコウガ 1
偉すぎ。


トレーナーズ(サポート以外) 25枚

・VIPパス-ハイボ-ネスト-ヘビボ 4-3-3-1
中盤以降ポケモンの数が足りなくなった時のサーチのしやすさのためにこの枚数。ボールは増えるだけ安定して展開出来るので可能な限り増やしたいです。

・ポケモン入れ替え-あなぬけ-カート 4-2-2
こちらも出来る限り増やしたいところですが枠の関係上この枚数に。全てのポケモンを入れ替えられるポケモン入れ替えは4枚で確定。あなぬけは場面によって使えないのでこの枚数で増やすならテツノブジンやパオジアンがおとぼけスピット+ロストマインを耐えられるようになる入れ替えカートになると思います。この枚数はこれから要検討かなと思っています。

・ロストスイーパー 2
ブーストエナジーの登場により同じ雪道を割る役割のスタジアムからこちらに変えました。相手の勇気のお守りや森の封印石、ゴージャスマントも割ることができ、はたらくまえばと相性がいいのでしっくり来ました。

・ブーストエナジー 2
枚数増やして引きやすくするのも強いですがテツノブジンでしか発動しないのでこの枚数が適切かと思っています。

・シンオウ神殿 2
主軸がパルキアとあってなかなかいい味出してます。最近はジェットエネルギーを採用したデッキが多く、またフュージョンエネでミカルゲを回避してこようともシンオウ神殿+ナンジャモで概ね止めることが出来ます。森の封印石が貼られていたら割りましょう。Vガードやギフトエネルギーを防ぐのも偉いです。

サポート 11枚
・カイ 3
水タイプデッキのお供。後攻スタートでもこのカードを引けていればある程度笑顔になります。序盤を安定させるため当然4入った方が強いですが、中盤以降はボスやナンジャモを打つことが多いと判断したので3に留めました。

・ナンジャモ 3
必須カード。こちらのビーダルが立っていない時はちょっと打ちづらくなりますが後半はナンジャモ勝負することが多いので引きやすさ重視で3。対ロストギラティナではナンジャモが勝負の鍵だと思っているので大事にします。

・メロン 2
発表された当初三神にエネルギー加速出来なくて残念に思ったカード。いくら手貼りがしやすいとは言え2ターン目にエネルギーついたパルキアV.Vstarが倒された時にスターポータルを使わざるを得なくなるのでその対応カード。また、他に打つサポートがない時に使用してエネルギーを溜めておくとヘイルブレードを打つ時にダメージを上げれるのでそれも偉いです。

・ボスの指令 3
最低限。パルキアは2ターン目から起動やすいので2ターン目から裏のポケモンを読んで倒すことがしやすいです。3は入れましょう。


水エネルギー 10枚
隠し札を当てる回数を増やしたいので可能な限り水エネルギー現物を増やしました。比較的ちょうどいいぐらいかなと思っています。



以下からガルシア杯(10月29日)以降でこのデッキに対して色々考えたアレコレになります。環境の変化に伴い上記と評価が変わっている場合がありますが基盤は変わりません。


3-2.採用検討カード(11月14日追記)

・すごいつりざお
今(11月14日)このデッキを使うならこのカードは水エネルギー1枚の代わりに入れます。セイボリーの採用(特にサーナイト)の増加が見受けられることやかくしふだを打てる回数を増やすために入れます。入れて試してみましたがハイパーボールで無理矢理トラッシュする場面があっても釣竿で解決出来るなど感触良かったです。

・タウンデパート(+こだわりベルト・デボリューション)
タウンデパートはブーストエナジーを確実に持ってこれるので偉いカードだと思っていて、こだわりベルトは相手にベンチを絞られていても大体のVstarはテツノブジン込みで倒せるようになり、デボリューションはあるとvsリザードンが楽になります。ただ、2枚のブーストエナジーのためだけに入れるほど価値があるのか分からず、こだわりベルトやデボリューションも入ればその価値は上がりますが私はその枠を見つけられなかったので今回は採用をやめました。また、タウンデパートを採用したデッキも増えつつあり、相手に使われてブーストエナジーや勇気のお守り、森の封印石を持ってこさせてしまうのも採用をやめた理由です。冒険のカバン…

・ロストシティ
サーナイトの数がかなり増えている現状において相性がいいカードになります。しかし、サーナイトにサケブシッポという強力なアタッカーが増えたことで以前ほどロストシティは効きにくくなっているかと思います。相手のデッキ内容や状況次第ではロストギラティナやパオジアンセグレイブなどのすごい釣竿を使うデッキに刺さります。

・ペパー
4枚目のカイ枠兼ブーストエナジー確定サーチ枠になります。グッズ確定サーチ札を増やすことで後攻1ターン目にバトルVIPを打ちやすくなり安定感が高まります。また、下に書いてありますがクロススイッチャーも同時採用すると更にペパーの価値は高まります。

・クロススイッチャー(+キャンセルコロン)
クロススイッチャーを採用することでカイを打ちながらでも相手のベンチポケモンを呼ぶことが可能になります。しかし、このデッキは積極的に入れ替えをしていきたいデッキであり、1枚だけだとその効果が使えないのはやはりどうしても使いづらく、クロススイッチャーの採用による入れ替え札の採用枚数の削減でなおさら入れ替えがしづらくなるので大会の時は泣く泣く却下しました。60枚超えていいのなら入れますし調整して入れ直すかもしれません。

・クレッフィ
ミカルゲを出すのが後攻1ターン目にミライドンやトドロクツキにサイドを2枚取られないようにするために出すことがほとんどだったのでそれなら上位互換であるクレッフィにしても強いと思います。クレッフィがバトル場にいるとビッパにげっこうしゅりけんが通ってしまうので注意が必要です。(ミュウやルギアも重く見る人はミカルゲをなるべくシンオウ神殿とセットで残して置いた方がいいと思います)

・ネオラント
確定で好きなサポートを持ってこれるので入れたいですが、原案と違ってブジンを場におきたい都合上出すスペースが無く、スタートしてしまった際に負け筋になることやパオジアンのスタート率を上げたいので今回は採用を辞めました。今大会では無くて困ることはありませんでしたが、終盤はベンチが空くので使ってて終盤ボスの指令やナンジャモを確実に持ってこれるようになるのは偉いなと思いました。

・大地の器
パオジアンを入れたくない人はこのカードは絶対入れましょう。私もパオジアン入れていますがカイで持ってこれるので可能ならば1枚入れたいところ。

・カウンターキャッチャー
基本的にはサイドを先に取る展開が多いので入れませんでしたがvsリザードンではサイドをなるべく取らないようにダメージを蓄積させる展開をするので活躍します。特定のベンチポケモンを呼べる回数が(ボスの指令やクロススイッチャー)が3であるデッキにプラスで入れる形がベストだと思います。


3-3.個人的確定カード

ガルシア杯以来、ブジンパルキアは比較的試していますがまだまだ研究中です。上記のように考えながら何を採用してどう組み合わせるか、最適枚数は何枚か、何なら枚数妥協しても良いかなどなど日々最強の60枚を求めて頭を抱えながら模索している最中です。なのでとりあえず私は確定でこれを入れるというカードを載せます。色々弄って試してくださると嬉しいです。
(フェアリーエネルギーは自由枠です)
・クロススイッチャー無し

kwVFV5-np6h5B-FVffFV

・クロススイッチャー有り

yMypXM-WjBzh2-2M2pXy

・ネストボール2でも妥協出来ますがやはり安定感を高めるために3は欲しいと思います。
・ロストスイーパーは最低限1で雪道を割れるカードを計4入れるのがベスト。
・可能ならば特定のベンチポケモンを呼べる回数が4欲しいです。
・後攻で相手が先攻2ターン目から220ダメージを出してきやすいデッキ(パオジアンやルギアなど)と対面している際に壁となるサイド1枚のポケモンが欲しいのでビッパ2枚目やミカルゲ・クレッフィがあった方が戦いやすいと思います。
・シンオウ神殿・タウンデパート・ロストシティどのスタジアムも綺麗にマッチングしてるとは思えずどれもほどほどに強いという感覚です。個人的にはシンオウ神殿(ミカルゲ入れるなら神殿がベスト)かロストシティかなと思っています。

4.このデッキについてのあれこれ

上記した通り、このデッキを組んでガルシア杯で試してみてテツノブジンの登場のおかげで出来る動き・勝ち方が増えたと感じました。その一例がBEST8戦の配信卓でのvsリザードンです。パルキアではどうしてもリザードンを一撃で倒すことが出来ず、従来なら序盤はお互い2回で倒して終盤はリザードン側のみがパルキアを一撃で倒せるようになって負けてしまうっていう流れでした。ですが、一度あくうのうねりで削ったリザードンを倒さないで残しておいて裏のリザードンを削りながら既に瀕死に近いリザードンの削り残しをテツノブジンが回収出来ることによって相手のバーニングダークのダメージを押さえながら試合を進めることが可能となりました。他にもvsサーナイトでサイコエンブレイズで削れたポケモンをテツノブジンで倒しながらサイドを複数枚獲得したり、予めダメカンをアルカナシャインのサーナイト(ラルトス・キルリア)に載せておくことでパルキアが一撃で倒されにくくするor倒されてもタキオンビット圏内に入れたりなど、vsロストギラティナで、盤面次第にはなりますが、前に来たギラティナをHP260で残しておいてツツジやナンジャモから逃れながらこちらはナンジャモを打つことで相手を行動させにくくさせる(大体のギラティナVstarを下げる手段はジェットエネルギーかあなぬけのひもしかないため、ここにシンオウ神殿を合わせられるとベスト)ことが出来、仮に前を倒されたとしてもこちらの手札は多いので前のギラティナVstarをテツノブジンで取りながら後ろを呼んで複数枚取りするなど従来では出来なかった動きが可能となった点でパルキアとテツノブジンの組み合わせはなかなかいいように感じました。


5.最後に

正直このデッキは試運転感覚で持ってきました。新カードが出て2日目ということで環境がどんな感じになるのか、その中でどれぐらい勝てるのかを試してみたかったつもりでだったので、運が良い方だったとは思いますが決勝まで行けたのは嬉しくあり悔しくもありとても驚いています。また、試運転であるが故に自分自身も正解だとは思っていないので、色んな人が使って改良されていけばいいなと私は思っています。
最後にこの大会を開催してくださったガルシアさん、運営やジャッジの皆さん、対戦してくださった皆さん、場所を提供してくださったnoteさんありがとうございました!


長くなりましたがここまで読んでくださりありがとうございました。

ごっつあんぷりふぁい怖い

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