考察

「 ALXD/[Alexandros]」はロングヒットの秘密はタイアップ6回。ヒットチャート研究考察 第2回

理系バンドDENSHI JISIONDJ博士デス!
『ヒットチャート考察研究』第2回はワタクシが担当シマス!
ヨシダ所長が書いた第1回も見てない人は要チェック!

「米津玄師/Lemon」は喉を乾かせる天才。 ヒットチャート研究考察 第1回

発売は4年前なのに。「 ALXD/[Alexandros]」

[Alexandros]のワタリドリが収録されているAlbum『ALXD』がヒットチャートに再登場してイタ。かなりの急上昇でアル。

とりあえず、改めて聴いてみようじゃナイカ、ミンナで。

フム。
カッコイイ。
モウ、入りのギターでキャ-!ってなるのが目に見えマス。

コチラのアルバムが発売されたのはナント。

2015年6月17日

もう4年も前。

[Champagne]というバンド名義から[Alexandros]に改名してから、初のオリジナルアルバムでありマス。
[Champagne]が改名するってなった時にだいぶ話題になったケド、もうそんなに経つノネ。
もう4年も経つのに改めて再登場。それはなぜなのだろうカ。

オリコンチャートの登場回数を見てみよう


オリコンには登場回数というのがアル。
耳にしたことある人もいると思うが、登場回数とは、

集計時の各週間ランキング圏内
(シングルTOP200、アルバムTOP300、ブルーレイTOP300、DVD TOP300、BOOK TOP500、文庫TOP500、コミックTOP500)
に登場した回数が「登場回数」(※2週分合算週の場合、2回とカウント)。その中でもっとも高い順位が「最高順位」

となってイル。
でも、それだけじゃよくわからないノデ、ALXDが発売された2015年の年間アルバムランキングの中から何組か見てミヨウ。

この2015年の年間アルバムランキング1位の嵐。
モチロン、過去最高も1位。さすがデス。
登場回数は55週。

デハ、バンド系統だとどうだろうカ。

紅白歌合戦で奇跡を起こしていたレジェンド級バンドのサザンオールスターズ。2015年に発売された葡萄の登場回数は43週。過去最高1位。

こちらもレジェンド級バンドのMr.Children。2015年に発売されたREFLECTIONの登場回数は51週。過去最高1位。


それデハ、お待ちカネ!
ALXD/[Alexandros]はどうなっているのだろカ。



ロックバンドとしては驚異の登場回数83週。

2015年から今日まで83週の間、TOP300位の中に君臨し続けているのデス。
単純計算、1年半以上はオリコンチャートに居続けているのデス。

過去最高順位は3位
というところも大きなポイントかと思いマス。
CDの売上枚数ってのはやはり発売した直後が一番売れるに決まってマス。
1位を取ることはなかったノニ、ジワジワとこの4年間でこのALXDや[Alexandros]が広まっていっている事がここからわかりマス。

では何故、ロングヒットを記録しているノカ

オリコンの登場回数によってこのALXDがロングヒットを続けている事がわかりマシタ。
やはり、過去の人気曲ばかりを集めたベストアルバムはロングヒットする傾向にありマス。
発売同じ年、2015年に発売された
『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム/DREAMS COME TRUE』
登場回数158週というスーパーロングヒットを記録。
30年の集大成と銘打った3枚組のアルバムですから、老若男女、時期を問わずそりゃ売れますよネ。

シカシ、このALXDはベストアルバムではありません。
オリジナルアルバムというやつデス。

この2018-2019年のヒットチャートに再度入り込んできたALXD。
その秘密が、収録曲M-1『ワタリドリ』にありマシタ。

2018年に新たなCMタイアップ

そうなのデス。
2018年10月に公開された車のCMにALXDに収録されているワタリドリが使用されているのデス。
車の爽やかに街を疾走するシーンにワタリドリがピタッとハマってイマス。

中々、車離れが進んでいる20代などをターゲットにして、若者に人気のロックバンド[Alexandros]の楽曲を使用したものだとは思いますケド、そこはビジネスでもありマス。
若手バンドの新曲などではなく、3年以上前に発売されたワタリドリをあえて使ったSUBARUさんはもしかしてずっと決めていたのかもしれませんネ。

CMの影響でヒットチャートに帰ってきたALXD。
しかし、ワタリドリが使用されているのは、このCMだけではないのデス。

こちらはビールのCM。
五郎丸選手を使用してスポーツとビールの爽快さを演出。
そこにワタリドリ

2作とも爽やかの押し売り

なのデス。
こちらも今回されたのは2016年。一年経ってから起用されてイマス。

それだけではございマセン

このワタリドリ。
ナント、2015年に公開された明烏の主題歌にも起用されてイマス。

余談デスガ、
新井浩文も出演してイマス。

その他にもワタリドリは、
鳥人間コンテストのテーマソングになったり、
音楽番組のエンディングテーマだったり、

USJのアトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」というジェットコースターに乗りながら聞くことができたり、

と、タイアップがたった一曲に6つもついてイマス。
コレは極めて異例かと思いマス。

やはり、CMや映画やドラマの主題歌などを起用するとき、もう使われているものというは敬遠しがちデス。
それにも関わらず、発売から4年たった今、新たに起用される楽曲の強さ。

そう、ソレがワタリドリ。

他にもこのALXDに収録されている楽曲には、ドラマの主題歌やCMソングなどに使われいる楽曲が数多く存在シマス。
しかし、どれも1曲につき一つデス。
そりゃあ、そうだと思いますしそれが通例。

たった4分間の一曲にタイアップ6つなんて見たコトないのデスヨ。

まとめ-タイアップは後世に伝わる-


このようにワタリドリを考察して見ましたケドモ、楽曲が古くなって行くことなんてないのだなと実感シマシタ。
「Alexandros]を知らなかった人たちが、新たにタイアップを通して聴いた結果、CDを買いに向かったわけデス。
入り口はバンドやアーティストだけではないのデス。
音源として残るだけではなく、映像や商品などの数々のタイアップで生まれたコラボレーションによって楽曲が広まっていったわけデス。

今後の音楽の在り方がここにはあったと思いマス。

CM、ドラマ主題歌、アニソン・・・・。
アーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
タイアップの連絡こないかナアアアアアアアアアアアアアアア!!!


この記事を書いた人のバンド→DENSHI JISION

この記事を書いた人のTwitterアカウント→DJ博士

サポートいただいたお気持ちは活動やnoteでのコンテンツの質向上に充てさせていただきます。どうぞ応援よろしくお願いいたします。