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映画「WALKING MAN」感想 ★3.5

予告

出演: 野村周平, 優希美青, 柏原収史, 伊藤ゆみ, 冨樫真

監督: ANARCHY

内容紹介

言葉で運命をひっくり返す。

野村周平が歌う魂のラップ×人気ラッパーANARCHY初監督。
豪華キャストの他、T-Pablow、WILYWNKA、Leon Fanourakis、じょう、LETY、サイプレス上野、hMzといった豪華ラッパーも出演!
どん底からラッパーを目指すHIPHOPファン必見の"音楽&青春"映画が誕生。

ストーリー

川崎の工業地帯。幼い頃から人前で話すことも笑うことが苦手なアトム。
極貧の母子家庭で、母と思春期の妹ウランと暮らしながら、不用品回収業のアルバイトで生計をたてる日々を送っていた。
ある日、母が事故にあい重病を負ってしまう。
家計の苦しさから保険料を滞納していた一家に向かって、ソーシャルワーカーの冷淡な声が響く。
「自己責任って聞いたことあるでしょ?なんでもかんでも世の中のせいにしちゃダメだからね」。
毎日のように心無い言葉を投げつけられるアトムだったが、偶然ラップと出会ったことでバカにされながらも夢へと向かっていく―。


感想 ※ネタバレあり

ストーリーはラスト30分がラップバトルに参戦。最初は見れたもんじゃない。。

映画が終わる10分前に一年後となり、ようやく進化した主人公がラップを繰り広げる
野村周平のラップ結構うまかった。
ただ時間が短すぎて不完全燃焼。
どうせならラップバトルで圧倒的に打ち任せるくらいしたら爽快だったのにな。

作中、いろんなところで自己責任という言葉が飛び交いますが、すべてにおいて自己責任というのは無理があると思う。

子供は親を選べないし、生まれる環境も選べない。貧乏な家族ならその後大人になっても貧乏から抜け出せない確率だって高い。それを自己責任の一言で片づけられてはたまったもんじゃないですよね。

だからこそ自分の人生を変えるためにスキルを見つけ未来を変えようとする主人公はかっこよくも見えました。

しかし、作中突っ込みどころが多く、ラップも不完全燃焼だったのでこの評価にしました。

ただ主人公が成長した続編があれば見たいですね。

突っ込みどころ

①おかんがダンスをしている最中に舞台から落ちて脊髄損傷。保険料も未払いで全額支払いせざるを得ない。
ソーシャルワーカーからは自己責任だと言われる。出なければ世の中不公平になる。
と言うけど、そもそも母子家庭で貧乏なら保険料免除、または軽減にすらなるとおもうのだか。。。

②めちゃくちゃ金ないのに割と高い服着てる(ステューシーのパーカー)

③主人公がなぜラップに興味を持ったのか?(コミュ障なのに。。。)

④会社の先輩(柏原収史)と行きつけの中華料理屋のアルバイト(伊藤ゆみ)が路駐してある車の中でセックスしていたのに1年後の描写でなぜか主人公の嫁的存在になっている。。。

⑤行きつけの料理屋が違法ドラッグを作成しているのを主人公に話、「秘密ね」というだけで終わらそうとし、主人公はその見返りに金をよこせと言う。

そもそも主人公をなぜわざわざ招き入ればらす必要があったのか謎。。。普通は絶対誰にもばれないように話したりしないのに。。。





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