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やってみて見えたcluster上でイベントを開催する目的

この記事はCluster Creator Advent Calendar 2021の13日目の記事です。

このアドベントカレンダー「cluster の制作に関する」ことならなんでもOKとのことなので、私がclusterでイベントを制作してみた(開催してみた)ことで見えたイベントを開催する目的を考えていきたいと思います。

本文を始める前にお伺いします。イベントは何のために開催するのでしょうか?

※ 「clusterで開催した誕生日イベントの振り返り」とはなんだったのか

こんにちは、でんこと申します。

唐突な私事ですが、先月誕生日を迎えまして(もう歳はとりたくない……)、恥ずかしながらclusterで誕生日イベントを開催しました。

内容はざっくり言うとclusterで超有名な音楽パフォーマーの面々をお呼びしてパフォーマンスをしてもらい、私とお客さんがそれを全力で楽しみつつ、誕生日をお祝いしてもらうというイベントです。

歌っていただいたり
DJパフォーマンスをしていただいたり
カッコいいダンスを踊っていただいたりしました

clusterのイベントでは延べ参加者数を見ることができるのですが、多分メタバース上で誕生日をお祝いしてもらった一般人の中では多くの人に来ていただいたほうだと思います。いただいた感想はこちらから見れます。

述べ512名の方にご来場いただきました。あらためてありがとうございます!

さて、ドヤ顔で多くの人に遊びにきてもらいましたとアピールしましたが、今回のイベントは私が開催するはじめてのイベントというブーストがありましたし、誕生日イベントというアニバーサリー感もあります。そもそも人が集まりやすい音楽イベントというのも大いにありますし、clusterのイベント枠の4時間をフルに使い切ったので述べ参加人数が増えるという当たり前の仕組みもあります。

その立場で偉そうにイベントを語るのは申し訳ないですが、私なりに見えてきたイベントの目的と、その目的のために行なった具体的なアクションについて書きたいと思います。

イベントを開催する目的は2つ

さて、ここで冒頭の問いに戻ります。「イベントは何のために開催するのでしょうか?」。私は誰かと体験を共有し感情を揺さぶるためだと思います。

イベントを開催したことがある方からすると「何を当たり前のことを言ってるんだ」となりそうですが、イベントを開催する目的はシンプルに2つだと思っています。お客さんに何かを得てもらうため、そして自分たちが楽しむためです。

イベントのコンテンツは多岐に渡ります。音楽イベントや演劇イベントなどもありますし、他にも議論が白熱する討論会や、ラジオ番組、プレゼン大会など色々ありますよね。

これらのイベントでお客さんが得られることはそれぞれ違います。面白かった。タメになった、理解が深まった……etc、さまざまなことがあります。ただ何らかの体験を共有した結果、得るものがあって、感情を揺さぶられるのがイベントだと思います。

もう1つが自分たちが楽しむためです。

気心の知れた友達と開催するイベントは楽しさしかないです。

私はワールドも作れないし、イベントを主催したこともありません。誰かの力を借りるしかありませんでした。そこで多くの友人たちの力を借りました。

もちろん1人でもイベントを開催することができたかもしれません。拙いながらもパフォーマンスはできますし、場所も公式にイベント専用ワールドがいくつも用意されています。

ただ絶対に複数人でやったほうがおもしろいと思いますし、私はやって良かったと思っています。例えるなら学園祭の準備のようなものでしょうか。誰かとイベントをやる化学反応と面白さがあります。

一人だとモチベーションを保ち続けることが難しいときでも誰かと一緒にやれば頑張れますし、悩んだときも相談できる、誰かの一言で新しいアイデアが出てくるかもしれません。

負担をおかけした方もいますし、色々無理をお願いした方もいます(本当にごめんなさい、そしてありがとうございます)。ただ一緒にイベント準備の楽しいことも苦しいこと、そしてイベント当日の怒涛の4時間を一緒に体験することで、最低でも私は大きく感情を揺さぶられました。

私がイベントを開催するにあたり意識したこと

私がイベントを開催したそもそもの目的は「clusterの住民への感謝を伝えたい」ということです。

ですがワールドも作れない、アバターも作れない、イケてるサムネも作れないし、作曲や演奏もできない。そんな私が住民に感謝の気持ちを伝えるためにできること……それを考えた結果が今回のイベントです。

音楽を聴くという体験を共有し、楽しんでもらい、願わくは一緒に感動してもらいたいという目的がありました。

その目的の達成のために今回は複数人の演者さんにパフォーマンスをお願いしました。

その理由は演者さんごとに得意とされているジャンルが異なること。折角のイベントなので、さまざまな音楽でみなさんに楽しんでもらいたいと思っていました。

今回出演していただいた皆さんは別のイベントでもご一緒していたので、パフォーマンスのジャンルは大体把握していましたし、キャラクターもざっくりと理解しています。バラバラのジャンル/キャラクターの演者さんをお呼びしてさまざまな種類のコンテンツをお客さんに楽しんでもらいたいという思いがありました。

期待通りのパフォーマンスを見せていただきました

もう1つの理由が演者さんごとに所属しているコミュニティが異なることです。たとえば私しか出演者がいなければ私のお友達しか来てくれないでしょう(それはそれでもちろん嬉しいですが)。

ですがやるからには多くの人に来てもらいたい。バラバラのコミュニティに所属する演者さんが出演してくれれば、それぞれのお友達が遊びにきてくれる、そこから別のコミュニティに所属する演者のパフォーマンスを見る/知る。そうして新しい縁が生まれれば良いなという思いがありました。

こうすることで1つの目的である「音楽を聴いて楽しんでもらう」ということは達成できると考えました。

※ そもそも私が観たかった演者さんに来ていただいたという理由もあります。

そしてもう1つの目的が「一緒に感動してもらいたかった」という目的です。それは狙って作れるものではありません、ただ感情は伝染すると思っていたので、私が感動すれば必ず伝わると思っていました。

冒頭でも述べましたが、今回は私の誕生日イベント&初イベントということで、主催者としてもさまざまな演出が可能でしたし、演者のみなさんも誕生日らしいメッセージやサプライズを入れてくださると期待していました。

そういった演出で私は自分が泣くことを想像していたので、それをコンテンツにしようという狙いがありました。

そのためイベントの山場となるところに、私を確実に泣かせてくれるだろう至日レイさんのパフォーマンスを入れさせていただき、その後に私から演者、スタッフ、clusterの住民への感謝の言葉を入れるというタイムテーブルにしていました。

そして狙い通りに私はイベントのステージの上で号泣し、私が泣くほど感動するというコンテンツを提供することに成功しました。もっともここまで泣くとは思っていませんでしたが。

※ 「泣きすぎててめっちゃ笑ったわ」という感想もいただきました。

それだけが理由ではないと思いますが、実際にイベントのあとに何人かから「感動した」というお言葉をいただいたので、目的は達成できたと言えるのではないでしょうか。

シャンパンタワーや花火などのサプライズ演出をいただきました

一方で友人たちと作るイベントという点については正直特別なことはやっていないつもりです。ただ気になることがあったらマメに連絡をとるようにしていました(していたつもりです)。

自分たちも楽しむためにイベントを開催するので、変に心残りとかがあっても楽しくないですし、演者/スタッフ全員が納得した状態で進めたいですよね。

そもそもメンバーがほぼ顔見知りだったというブーストはありますが、ここも上手くいったのではないかと思っています。お互い言いにくいことがあるような状況のときは主催者が間に入ってフォローしたりするのが良いかもしれません。

ただTwitterのDMを使っていたのですが、それはそれで不便だったのでツールは改善の余地があると思いましたね……。(Discordとかが良さそう?)

そのほか細かいこととして、早めの告知&カウントダウンの日替わり告知、わかりやすくシンプルでほかとかぶらないハッシュタグの設定など細かい要素はいくつかありますが、改めて書くほどではないと思うので省略します。

最高のイベントになったと思います

繰り返しになりますが、イベントの目的というのはリアルもバーチャルも大きくは変わらないのかなと私は思っています。(目的以外は色々違っていると思いますが)

お客さんにはコンテンツを提供して体験を共有して感情を揺らしてもらう、スタッフとはイベントを作るという体験を共有し、苦楽を共にしてイベントの成功という感動を分かち合う、それがイベントを開催する目的でもっとも楽しいことでもあると思います。

今後もし私がまたイベントを開催するとしたら、そのコアな目的を大事にしたイベントをやりたいですね。

最後になりましたが演者の熊猫土竜さん、ニッケさん、謎部えむさん、至日レイさん、POKKYさん、そして会場提供/カメラマン/写真提供の七種あきのさん、サムネイルを作っていただいたみずほコリさん、ガードマン/ファンサうちわデザインを作っていただいた石灰さん、最高に楽しいイベントを一緒に作っていただいてありがとうございました。

そして遊びにきていただいたみなさん、とても楽しい4時間を共有できて私は嬉しかったです、少しでも感情が揺さぶられた部分があれば、イベント主催者の冥利に尽きます。本当にありがとうございました。

本当に本当にありがとうございました!

バーチャルゲームライター:でんこ


明日(12月4日)は草羽エルさんによる「clusterとエルとBAR Angel Kissのこと!」の記事です。なんだかとってもエモいお話になりそうなので楽しみですね。

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