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【追記多量】誰も教えてくれない、誰も使ってない、アナログ映像機材リスト(安い)

就活を諦め機材を買い漁る24歳の妖怪、奇怪電波倶楽部だ。

謎の落ちぶれた機材をジャンクコーナーで見かけると「誰が買うねん」とツッコミを入れつつ、「逆に僕はこれで何ができるのだろう」と思ってみる。

そんな血の迷いの結果、いろんな映像機材を買ったりしたので、以下にリスト化しておく。死ぬ前に(僕の部屋が埋まり切る前に)もう少し更新する予定だ。何かの参考になれば幸いである。

↓こんな映像が作れる↓

必要なもの

<基本>
素材元(プレーヤー/サンプラー、、、)

エフェクター(そんなものはない)

記録用機材(キャプチャーボードなど)

AVミキサー/ビデオミキサー

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Panasonic WJ-MX シリーズ

まずはここから、AVミキサー。ビデオミキサーと呼んだりもする。有名なのはedirol/rolandのビデオミキサーだが、そっちは中古価格も下がらずクソ高い。機能はそんなに変わらないが、こっちはなぜか誰にも注目されず安いままである。急いで欲しいなら(そんな人ほぼいないだろうけど)メルカリやヤフオクにジャンクで転がっている。たまーに、ハードオフのジャンクコーナーにも置いてあるので、出会ったら運命だと思って買おう(置く場所をかなり取るが、それは背負った罪の大きさである)。

機能は、WJ-MX10, 12はほぼ同じ。混ぜて濁す、単純な機械である。WJ-MX50になると機能が増えたように見えるが、10,12に搭載された肝心のスーパーインポーズ機能がない。スーパーインポーズは2つの映像を混ぜたり、テロップを足すための機能なのだが、こいつはとてもチープで器用なことはできない。しかし、その分映像が異常にぶっ壊れるので、その点をもってして非常に価値がある機能だ。

技術については他の記事で触れるが、ビデオフィードバック(入れて出して入れて混ぜる)もこの機材で可能になる。

WJ-AVE5:良い(やや壊れ)

WJ-MX10:かなり良い(神機材/ジャミジャミが作れる)

WJ-MX30:良い(普通)

WJ-MX50:まだ触った事ない

検索ワード:AVミキサー、ビデオミキサーなど

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追記1:SONY FXE-100

おそらく放送用だけれども、それなりに安く買える。(1万円以下ならまあまあ)DVCAM再生環境がないので右半分は使えていないが、左半分がかなーり良い。

トランジションが20種類くらいあったり、しっかり抜けるクロマキー(脳BRAIN氏っぽい)があったり。ループしても画像はかなり安定、作りもしっかりしている。

ややでかいが、この機材を買うような人はそんなことを気にしてはいけない。

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追記:EDIROL V-8

さすがはVJミキサー。大量のエフェクトが使える。ぶっ壊れ映像は作りづらいかもだけど、上記VJエフェクタことAVミキサーを何台か繋げる僕としてはそのハブとして導入。もし3万円以下だったら即買いである。

ダウンロード (1)

追記予定:AG-MX70

その他、追記するかも:SANSUI ビデオプロセッサー シリーズ
その他、追記するかも:DME-7000、SONY MVSシリーズ:この辺は放送用/業務用なので難易度が高い。

追記したらやばい:監視カメラスイッチャー/同レコーダー

→監視カメラレコーダー買っちった。何をしてるんだ、僕は、、、

追記予定:Panasonic WJ-HD309

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カラーコレクター

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SONY XV シリーズ

そもそも、カラーコレクターって何だよ、とか思いつつ。本来はアナログTVがちょっと赤みがかったり、白飛びするようになった時に色補正をするための機材(だと思う)。のだが、僕はこれを映像エフェクターとして使っている。

XV-T500 DIGITAL VIDEO TELOPPER

テロッパーってなんやねん。よく分からないが、入れた映像をテロップのように2色に分ける処理ができる。アニメのキャラクターの輪郭を抜き出したり、背景をベタ塗りしたりがこれでできるようになる。

※T600もあるらしい。おそらくやべえやつ。専用のスキャナやコントローラーがまだ動くのがあれば欲しい。

XV-C700

一般の方におすすめのカラコレ。特に突飛な映像効果はない(まだ発見していない)。

XV-C900

一般のカラコレにプラスして、ビデオアート機能という謎機能が備わっている。これは映像を映像のまま、輪郭を抜き出すことができる。らしいのだが、僕はまだうまく使いこなせていない。カラコレは、ブラックのバランスとホワイトのバランスが使えるが、その違いも正直よく分からない。

そのほか、XV-D300という機種もあるが残念ながら触ったことがない。なんとなく使えそうな見た目をしているが、真相は分からない。映像エフェクターとして有名なkaoss pad entrancerは中古価格が高いので論外(欲しい)。

追記したい:korg kaoss pad entrancer、Korg kaptivator、edirol cg-8
追記したいなあ:fairlight cvi(どこにもない)

検索ワード:カラーコレクター、ビデオタイトラー、特殊効果、放送用機材など

ビデオサンプラー

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そんなカテゴリーがあるのかは分からないが(他 roland P-10, korg kaptivator, edirol cg-8など)、EDIROL PR-80は非常に優秀なビデオサンプラーだ。

これまでリストアップしてきたのはあくまでもエフェクターであり、その源流となる素材再生の機材が必要で、VJソフトやビデオシンセサイザー、DVJなんかがあるけれど、僕はこのEDIROL PR-80という超スーパー神機材を推したい。

PR-80には主に、編集機とVJソフトとしての2機能が備わっている。DVDやLD, VHSから映像をサンプリングして、編集パートで素材を作り、VJソフトでサンプル再生をする。そんな流れが非常に便利にまとまっている。サンプルは8×4=32の素材を16パレットほど読み込むことが可能だ。MIDIでも制御できる。

注意:姿がよく似たdv-7prという機種があるがこちらは編集機としての機能だけ

実は、映像のポンだし(押した瞬間に再生をスタートさせること)は、結構難しい。マシンとしてのパワーが必要になってくる。その点PR-80は、ネットのできないパソコン()なので遅延をほとんど感じない。リアルタイムでのパフォーマンスを想定して作られており、十分な性能を持っている。

なぜ、PR-80が誰からも注目されていないのか、僕には全く理解ができない。各家庭に1台ずつあっても不思議ではない、というのは言い過ぎだが、VJはとりあえず1台、なんなら2台持っていても良いはず(僕は2台持っている)なのだが、ほとんど日の目を浴びていないのである。このnoteで価格が上がるとは到底思えないが、とにかく安いうちに買っておこう。

追記したいなあ:edirol p-10

検索ワード:PR-80(ヤフオクはedirolだと検索から外れる、、、)

戯言

ギターのエフェクターは違いがよく分からないほど沢山毎年リリースされ、クソ高いビンテージ機材が復刻されていくのに、映像のエフェクターがほとんど存在しないのは、非常に嘆かわしいことである。あるべき文化が盛り上がっていないのだ。

僕は、みんながビデオエフェクターを組み合わせて組み合わせて見たことの無い映像を作り出していくような、映像機材文化が盛んな世界線を想いながら、この文章を書いている。

是非、お近くのリサイクルショップに足を運んだら、ついでにアナログ映像機材の沼にも足を突っ込んでみてほしい。

あなたが夢中になれる世界が、そこから始まるかもしれないのだから。

2021年7月31日(土)


ブレイクコア!!