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アナログ機材で映像をグリッチする技術6選

僕が見つけたわけではないけれど、日本語の解説が一つもないので、以下に僕が使っている技術をまとめておく。基本姿勢は、メーカーの想定を時速120kmで乗り越えていくバカ疾走だ。

注:アナログとは何かを筆者はあまり分かっていない。

1 インサイド・フィードバック

AVミキサーのインプット1に何か素材を入れる。アウトプット1から直で、もしくは間に何かを挟んでインプット2に入れる、1と2を混ぜる。こうすると機材の内部でフィードバックが発生する。アナログゆえ、両者にやや遅延が生じると何故か右/斜めに映像がずれ込んでいく。アナログ映像機材の基本技術だ。

スクリーンショット 2021-08-30 21.56.17

2 アウトサイド・フィードバック

カメラを用いると、もっと大胆なフィードバックを行うことができる。もっと初歩的なモデルは、カメラのアウトプットをテレビに接続するだけ。素材なしでもグルグルの映像を作れる。

インサイド・フィードバックだと横か斜めの固定したズレしか引き起こせないが、アウトサイド・フィードバック用なら縦横自在だ。

下の画像は、それにクロマキーをプラスしたもの。VJミキサーがあると素材感を残しつつアウトサイド・フィードバックが作れる。

良いカメラがあるとirisでものすごいものが作れるらしい。

スクリーンショット 2021-08-30 21.59.31

3 クロマキー

簡単にグチャった映像を作りたかったら、クロマキー処理ができるAVミキサーを買おう。クロマとは色のことで、何か色を指定してその色を抜く技術なのだが、アナログ機材ではその辺が正確じゃなくて逆に良い。元は人を背景から抜くための技術だが、そのグチャグチャのエッジは強烈なグロテスクを生み出す。

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4 スーパーインポーズ

クロマキーに似た機能としてテロップ処理を行うために映像をくり抜く技術を持ったAVミキサーが存在する。こちらは、もっとひどいので良い。

スクリーンショット 2021-08-30 22.08.31

5 コマ撮り

急にテイストが変わるが、こちらは素材作りの段階で検討したい技術。EDIROL PR-80ならすぐにできる。のんびりと見栄えのない映像も、コマどりすると急に気狂い動画っぽくなる。

6 テロップとして映像を読み込む

テロップ用の映像機器をかつてSONYは出していたのだが、それで普通の映像を読み込むと映像を2色に分けることができる。

スクリーンショット 2021-08-30 22.11.56

上記6つをかけ取したり、かけたやつをさらにかけたり、途中でAEにぶち込んだり。特にインサイドフィードバックの間にクロマキーを入れて掛け合わせると奥深くなっていく。

番外編:オーディオ信号とビデオ信号を混ぜる

この方法は、僕はまだ確立していないのだが、できそう。

可能性はファッキン無限大。

上記の技術はパクりまくってください。

あと、他に革新的な技術見つけたら大声で教えてね。

奇怪電波倶楽部


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