高レート雀荘事件簿

むかし高レートのサンマのお店がありそこへ毎晩通っていた。

店には2卓置いてあり、待ち席にテーブル筐体のフルーツゲームとかも置いてあった

夜中は1卓しか立っておらず店番の男がひとりいるだけ

ある夜に9時から場がたつと呼び出されその日も4人囲みのサンマを打っていた
1時くらいになると居酒屋の大将が店じまいを早々とすませ、やってきたが4人うまっていて誰かが極度に突っ込んでるわけでもないので
「誰もやめねえのかよ?せっかく早くきたのに」と愚痴をもらしていた

最初はうしろから見ていた大将もあまりの暇さに、とうとうフルーツゲームをしだした
このフルーツゲームというのがとにかく当たれば大きいがまあまあ高額で違法なゲームであった 

正直見ることはあっても触ったことはないのでどういう内容かは詳しくしらないが業務用な仕様ではなかった

5時ぐらいになり勝ちも増えた俺は、大将と交代してあげようと思ってたその瞬間ガッシャーンと雷が落ちたような轟音が鳴り響き、街席から顔をリンゴぐらい真っ赤にした大将が出てきてお店から出ていった

待ち席を見るとフルーツゲーム機は大破しており、みんなで「え?なに?どうした?」とざわついたがなぜこうなったのか結局はその日分からずじまい

後日、店のマスターがなぜフルーツゲームを壊したのか大将に聞いたらしく
その理由が店のレジ金の50万を全部フルーツゲームで溶かし怒りのあまりに壊したらしい

子供か(笑)パチンコ屋でもそんなやつおったなと思った

それからというものテーブルゲームは置かなくなったが、そもそも暇つぶし以上のギャンブル性の高い物を置くなよとツッコミたかった

おしまい

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