あなたの施設のエアコンが壊れたら考えること

施設のエアコンが壊れてしまった・・・

しょうがないから新しいエアコンを取り付けするかーと思った時にどうしますか?

エアコンが壊れたらどこで購入するのか、4つが考えられるのではないでしょうか?

・家電量販店に突撃

・知り合いの街の電器店にいく

・お抱えの電気工事屋さんや設備工事屋さんにお願いする

・建設当時の工務店さんにお願いする家電量販店で購入できるのか?

家電量販店(ヤマダ電機など)にはエアコンの見本がズラーっと並んでいますよね。
どれが良いのか全くわからない・・・

現在設置されている機種の品番がわかれば教えてもらえるでしょう。
しかし、15年経っていたりすると機器に取り付けしてある品番が経年劣化で擦れて字が見えない。。
機器品番がわからなければ素人ではどうしようもありません。
字が見えて、それを家電量販店に聞きに行ったとしても・・・

業務用エアコンは在庫があるの?

業務用のエアコンのように容量が大きかったら在庫はないでしょう。
三相200Vの製品は一般家庭ではあまり使わないです。
大豪邸で動力回路が必要なお宅なら三相200V回路を引き込むことはあるでしょう。
エアコンや大きな換気扇、エレベーター、ポンプ類など設備があるのでしたら、間違いなく必要になります。
機器の中には単相 200Vでも動作する機械があります。
しかし、電気使用料金は三相200Vを使用した方がお安くなるように電気料金がなっています。

三相3線式を引き込まない理由

ではなぜ三相電力を引き込まないのか?
基本料金が発生するからです。
単相200Vを引き込む際に、電灯契約があります。
三相200Vを引き込むなら、動力契約をします。
このどちらにも基本料金がかかります。

アンペア数による契約や電力容量による契約など種類が多くあります。
そのため、比較的設備が多い施設なら動力回路を契約してしまいます。
多く使うなら電気使用料金が安い方が旨味がありますよね。

一般家庭で電灯回路と動力回路を引き込まないのは、イニシャルコストがかかることも理由にあります。
1回路引き込むより2回路引き込む方がお金が発生することはなんとなくわかりますよね。。
それを受ける分電盤や制御盤が必要になります。
2つにしないで1つにすればスッキリしそうですね。
しかし、1つにすると2つをまとめるので大きくなります。
倍にはならないにしても、大きくなります。
作業性や後々のメンテナンスを考えれば無理にまとめる必要はないと思います。
大きくなると、何かあった時に蓋を開けることが辛い。。
重い・・・
機器の仕様を確認しないで機器を購入することは失敗につながります。。

街の電器店なら優しい!?

街の電器店が近くにあれば移動がラクですよね。
彼らは基本的には卸売りしているだけですね。
家電量販店よりも在庫を持たないお店、ですかね。
それでもなぜ彼らがいるのか・・・?
ホントに機器に精通していたり、細かいことをサクッとやってくれたりするんですよね。
今の時代の機器類なら、基盤が入っていてブラックボックス化していますが、一昔前の機器なら直しちゃいますもんね。
単一のメーカーだけなら詳しい方もいるようです。
電器店の看板にパナソニックや東芝のように書かれていることがあります。そのメーカーの研修などで修理の技術がある方がいるんですよ。
そういう人たちと交流するのも楽しいですよ。

ダメなところに当たらないように。。

しかし、中にはお客さんのことを考えない、やりっぱなしの作業をしてくれる方々もいらっしゃいます。
大きめの機器を頼んだらその辺に置いていったそうです。
電源の確保や使い方、メンテナンス方法などで満足してもらえるようにしてくれればよかったのに・・・
作業金額が変わるものは打ち合わせなどで見積もってあげるなりしてあげればよかったのに・・・
お客さんとしての一つの施設を失った瞬間でしたね。
せっかく1回での金額を上げられるチャンスだったのに、これからの取引もなしになるという・・・
機器代金+工事料金にできたのに、外注だから工事するとマイナスになる会社だったのかな??

電気工事屋さんや空調工事屋さんに頼めば工事までバッチリ

街の電器屋さんのところで紹介した機器を置いていった・・・
ということはありません。

工事屋さんは設置して動くまでが腕の見せ所です。
基本的にはメンテナンスも考慮して施工してくれるので安心できます。
中には、やっつけ仕事をしてくれる方々もいらっしゃいますが・・・

建設当時の会社なら良い!?

やはり建設当時の工務店にお願いすれば安心?
建築工事会社や工務店で工事をしてくれていればそこに頼んでも安心ですね。
当時の建物をわかっているので図面を見ながら確認してくれます。
当時の担当者の方がいたら、もう丸投げですね。
それでも、建築工事会社から電気工事屋さんや空調設備工事屋さんに連絡がいって工事してもらうようになります。

建築当時の電気工事屋さんや空調工事屋さんがわかっていれば直接頼んでも良いでしょう。
竣工当時の会社でなくても、いつも頼んでいる会社があればそこにお願いすれば良いと思います。
その会社がよろしくなければ変えれば良いでしょうが、不満がなければそのままお願いすれば良いと思います。

考えてください。

最初から説明するのは時間がかかりますよね。。
打ち合わせなどの手間を考えたらお抱えの工事屋さんにお願いすることが一番安いと思います。
一回ずつ工事ごとに見積もり合わせして業者選定をすることも可能です。
その時に提案してもらえる最安値の会社と契約すれば工事金額が抑えることができます。

待ってください。。

あなたは工事監理をできますか?

「安かろう悪かろう」という言葉を聞いたことはありますよね。
量をとって、質を落とせば安く回すことは可能でしょう。
薄利多売の商品のように考えられたら、その建物で過ごしているあなたはどう思いますか?
そんな業者さんを監視するためにもあなたがその工事を監理する必要が出てきます。
工程や大体の作業手順を確認しながらでなければ全く安心できませんよね。
これがお抱え業者さんにお願いした方が良い理由です。
ダメな信頼が置けない会社をお抱えにする施設はないでしょう。

信頼関係が一番大事

エアコンが壊れた時のために工事業者さんとのやりとりもうまく持っておくことが重要ですね。

・こいつらで大丈夫か?

・ちゃんと施工してくれているのか?

などと思いながらお願いする担当者はいませんよね。
実際問題、度々工事をお願いすることは少ないかもしれません。
工場や大規模施設のように常駐してメンテナンスしてもらっている施設ならお抱え業者さんになります。
しかし、大して設備がないのにしょっちゅう来られても金だけが出ていってお話になりません。。
そもそも頼むことがないですね。

それならどうやって信頼関係を築くのか??

その会社や担当の方がどんな雰囲気で仕事をされるのかを見る必要があるでしょう。
施設側のことを考えながら作業してくれれば良いですし、担当であるあなたのことを気にしながら作業してくれれば助かりますよね。
あなたの上司への説明の仕方やさらなる良い提案などをもらえたらありがたいですよね。

例えば、、

エアコン室外機を外壁面に設置しようとします。

そこの前には壁がありました。
さて、どうしますか?もちろん、設置するスペースは取れます。
しかし、エアコン室外機の設置にはメーカーさんで基準があります。
離隔が必要です。横、前、後ろ、、四方の離隔距離の目安が示されています。
ギリギリ取れているか、取れていないか微妙な幅で設置されていた施設を見たことがあります。

他には、知り合いの家のエアコンが壊れたと聞いた時、取り替えが大変だ、と言っていました。
確かに前面の離隔が取れないような隣接物と近接していたので、そりゃ壊れるだろうと・・・
とりあえず見た目が終わっていれば良い!とは考えないような工事屋さんを見極める必要があります。

ホントに工事とは関係ないですが、、人間関係が大事なんだな・・・と改めて実感します。。

追記:作業がよろしくて信頼が置ける会社で結構お高いお金を請求してきます。。

しょうがないですよね。頼む人たちがいっぱいなんでしょうし。。ホントのぼったくり会社もあるんでしょうけど・・・ww

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