「視えるんです」8巻の感想(ネタバレ気味)

伊藤三巳華先生は「霊感漫画家」でジャンルは「怪談」や「ホラー」のハズなんですが、今回の表紙はなんとUFO!
カオスw

私はUFOの話は苦手なんですが、ミミカ先生の取材の話はなるほど、と思う部分もあったり。
まあ…そもそも苦手なので話1/4ぐらいで読みました。
私もおそらくガチで地球人なのでUFOに関係することはほぼないだろうなあ。

今作は「呪い」に関する話が多いです。
山形のお坊様の話は何回読んでも涙が出ます。
周囲の人に責任を感じさせないように「自分のほうが強いだろう」と言いながら命をかけたのかもしれない。
埋め戻して「事故が多い道路」のままにしておく選択肢もあったはずなのに。
お坊様一人じゃなかったら命まで取られなかったかもしれないとか、いろいろ切なく思いました。

ネット経由で有名になった「来る」というホラー映画があって、主人公の一角をなす霊能者の女性の一言で日本中から仲間が助けに来るシーンがあって、映画は小説が原作(澤村伊智「ぼぎわんが、来る」)で完全にフィクションなんだけど、そんなふうに助けを求められるシステムがあればいいのにと思いました。

ミミカ先生の実家の呪いの話も怖いです。
少し前のイベントでサラッと言っていたのですが、想像以上の話で、しかも本人たちに何も非がないのに狙われるという理不尽な話でした。
ちょっと胸糞悪い終わり方ですが、残った皆様に影響がないのならまあ…下手に手をだして全滅しても困りますし。

絵柄が可愛いんですけど、話が怖いんですよね…。
呪いが終わってからネタが減ったらしいんですけど、先生には元気で怖い話を描いてもらいたいので、呪いなんか無いほうがいいですから。
のんびりネタを集めてもらいたいです。

ミミカ先生には勝手にご縁を感じることが多々ありまして。
最初に著作を知ったのは、前職の同僚が辞める時「資料でもらったけど捨てるから、ほしかったらあげる」と言われてもらった怪談本からでした。
『怪』と『視えるんです』が2巻だったっけかな。
そこから両方買って読むようになって、武蔵晴明神社に行ったときの見え方が私の感じた事と同じだったので「これは!」と思ったんですよね。
さらに、先生は前世でスリランカのお坊さんだった事があるらしいんですが、私も中央アジアで長いこと坊さんをやっていたらしいと霊能者さんに言われたことがあります。
坊さんつながりですね。
結局ファンなんで勝手に色々ご縁を感じてるだけですねw

怖い話はしばらくお休みみたいですけど、先生の視点はとても興味深いので、これからも応援していきます!
青森は面白いところがたくさんあるので、またスピ散歩で行ってみてほしいなあ。
次は十和田湖あたりで。
青森市内の善知鳥神社もいい感じに黒いので観てもらいたいかも。
うちの地元の「お寺の住職に切らないでって言ってきた県内最古クラスの枝垂れ桜」と話もしてみてもらいたい。

注文多いファンだなww
とりあえず、次作も楽しみにしています。


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