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新生児低体温療法 出産後4日目

この日、新生児低体温療法開始から72時間が過ぎたので息子の体温を徐々に通常の体温まで上げる治療が施された。

私が夜6時30頃に面会にしに行った時はまだ麻酔が完全には切れてなかったようで寝ていた。しかし、低体温療法中は息子に触れると冷たかったのだが、体温が上がり、温かくなっていた。

明日には、目を覚ました息子と会えることを楽しみにし、息子の病院から妻が入院している病院へ。

妻の方には息子は無事、新生児低体温療法は終了して体温を元に戻しているところと伝えた。息子も頑張っているから母ちゃんも帝王切開後の傷が痛いのを頑張って耐えてくれと伝えた。

やはり、帝王切開後の傷が痛むようでそれを抑えるため痛み止めを飲んでいたがそれでも痛みが出ているとのこと。可哀想だが出産してからまだ4日なのでそうすぐには消えないだろう。

仕事の方は常に忙しい設計の仕事をしているが、子供が生まれたときは周りに説明して早くかえっていた。この時、入社6年目で普段から真面目に仕事をしていたのもあってか特に嫌みを言われるなどもなく帰れた。まあ、例え何か言われようとも帰ったが。

子供が生まれる少し前に今の仕事の大変さから転職を考えていたが結果的には転職しないでよかったと思った。転職していたら転職後の会社で早く帰ることになったし、年収も落ちていたからだ。

息子にはお金で苦労してほしくないため、あの時転職しなくてよかったなと今は思う。〔働き方改革で元からいる会社の労働時間が削減されたため〕

こんなことが考えられるようになるとは当時は思っていなかった。ただただ仕事後に息子と妻の病院に通うので必死だった。



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