ただのOL 2/26の1日 ③
代わり映えのない毎日。
始業時間の10分前にデスクに座り、
いつも通り仕事を始める。
そしていつも通りミスをして、先輩に叱られる。
なぜそんなに怖いのかと思ってしまったが、
何度も注意を受けているのにもかかわらず
同じミスを繰り返す自分が1番怖いことを思い出し
先輩に向かって嫌な顔をする寸前でとどまれた。
今度からはミスをしないように気をつけよう。(2億回目の決意)
そんな私にも後輩がいる。
どうか、私を反面教師にして育っていってくれ、と、願わんばかりである。
そして今日は、定時で帰れずにいた。
仕事が終わらないからだ。
何週間かぶりの残業をすることにした。
一つ気がかりといえば、19:00〜指定で宅配便が届くことだったが、恐らく母が家にいるので問題ない。
そういえば、もう一つ気がかりがあった。
昼休みのこと、一つ下の後輩から
今日、お泊まりデートやねん。
服悩んでるから、写真撮って送るわ!
けど夜すぐ家出るから、すぐ見てすぐ返事してな!
と言われたことだった。
彼女はマッチングした人との二回目のお泊まりデートに、とてつもなく浮かれていた。
お昼ご飯はいつもよりもろに低カロリーを意識していた。
そして私があげたチョコレートもほとんど食べなかった。
そんな短期間で痩せれると思うなよ。
この調子だと、彼女は私の返事がないまま
誰にも相談できずにお泊まりデートに挑むことになってしまう。
何て切ないんだ。なんて最悪な先輩なんだ。
とは特に思わず、まあいいや と思い残業時間を過ごすのだった…
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