電験三種 合格体験記

2020年、電験三種を初受験で1発合格したので、その体験記を書きます。

スペック 大卒(理系)
勉強時間 500~600時間
  理論 ほぼ無勉
  電力 200時間
  機械 200時間
  法規 100時間

今年の電験三種は非常に簡単で、かなりラッキーでした。

使用参考書

理論:過去問のみ

僕は理系だったので、理論はほとんど勉強せずにいました。
電子回路は苦手でしたが、(資格とっ太郎さんのyoutubeを見ましたが、いまいち釈然としませんでした)電子回路を捨てても70点は切らない状態でしたので、思い切って捨てることにしました。

電力:過去問のみ

電験合格youtubeを2周ずつ見ました。その他、さまざまなyoutubeを見ました。
youtube中心に勉強し、分からないところは検索しまくりました。
常時参照するサイトは敢えて決めず、分からない言葉を検索し、出てきたものを3~4種類見て確認しました。

この時、是非オススメしたいことは画像検索です。

実物を見る機会が全くない僕には、例えば活字で「ダンパ」と書かれてもいまいちピンと来ないのです。画像検索なら一気に何枚もの画像を視界に入れることができるので、かなり時短になります。

機械:過去問・みんなが欲しかった機械

まずは電験合格先生のyoutubeを見ました。
まだ分かっている気がしなかったのでみんなが欲しかった機械をアマゾンで買いました。
また、分からない言葉があるたびにyoutube検索やGoogle検索を活用しました。

みん欲しは非常に分かりやすく、1周読めばほぼ理解できました。(3周ほどしましたが)
他の参考書で躓いている場合、みん欲しを立ち読みしてみるといいかもしれません。

照明の定義がなかなか覚えられなかったので、語呂を作って覚えました。(今ではその語呂すら忘れましたが)

法規:過去問のみ

これも、主にyoutubeで勉強しました。
電験合格先生の法規は、すでに僕が理解できている計算問題ばかりでしたのであまり見ませんでした。
あとで聞いた話ですが、今年の法規は電験合格先生のプリントから相当量のの出題があったそうです。やらずに受かったからよかったものの、もしも落ちていたら、プリントをやらなかったことを激しく後悔したでしょう。

結論として、おすすめは電験合格先生のyoutubeです。
僕は元々が理系なので理論の動画は見ていないのですが、理論も非常に好評です。
ただ気になるのは、電験合格戦の動画をみて「分かりやすい、やっと分かった」と言っている人たちが、多く落ちていることです。
それも、何年もです。このことについて、少し考察してみたいと思います。

分かった気にさせる授業・本当に分かる授業

僕が思うに、電験合格先生の授業は本当に素晴らしいです。
あれがなかったら電力はまず無理でした。
ただ、どういうわけか、「分かりやすい!」と絶賛している人で落ちている人が多くいるのです。
電験合格先生に限らず、新電気などの雑誌(僕は読んだことがありません)や各社の参考書でもよくあります。

解説を読めばわかるけど、自分では解けない、という段階

おそらくは、多くの人がここで止まってしまっているのだと思います。
僕は、幸いにして記憶力があまり良くないので、問題を覚えてしまう、ということが皆無でした。(それ故に買った参考書がほぼ過去問のみで済んだという説もあります。)

おそらくですが、落ちている方は、ノートを取っただけで満足しているのではないか、と思っています。

僕はノートを1冊も作らなかったのですが、落ちている人たちは毎日ツイッターで自作ノートを公開していた人たちでした。
一度、ノート作りから離れてみるのもいいかもしれません。

番外編 おすすめしない教材

・雑誌系はお勧めしません。
一つの単元につき、最初から最後までまとまっている本がいいでしょう。

参考書まとめ

電験合格先生のyoutubeを全て見る
youtube中心の勉強
・理解できたかどうかを、別の問題で確認すること
・過去問は素晴らしい

試験直前の過ごし方

7月から過去問を始めました。それまではyoutube中心の勉強でした。
使用した過去問は電気書院の10年分。電話帳と呼ばれている黄色い本です。下記に使用方法を記します。


理論:特に問題なし。

電力:1度間違えたら問題に印、2度間違えたら解説の覚えるべき部分に線を引きました。

機械:初め全然解けなくて焦りましたが、用語に慣れていないだけの問題でした。

法規:電力と同様。

意外にも1か月で終わってしまい、8月はやることがなくて電験王さんの電験二種の解説を見たりしていました。

以上です。みなさんの健闘を祈って。

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