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校則の議論の場を!

校則とは学校規律を乱さぬように生徒が守る決まりの事を指します。いわば校則は学校の国でいう憲法や法律に値します。

憲法や法律は、国では憲法審査会や国会のようにこれらに関して議論をする場が設けられています。でも校則はどうでしょうか。そう、ほとんどの学校で議論する場などないのです。これは変えられる規定はあっても議論の場がなければそれは変えられない校則であることと同義なのです。そしてこども基本法では生徒の意見表明権が保障されているはず。大きな矛盾です。迅速に文科省が国が主体となり生徒の意見表明権を保障するために校則を議論する場を設ける事を義務付けるべきです。そうしなければ全国の高校でブラック校則が放置され生徒の人権が侵害されかねません。

また校則を自分たちの手で議論する事は主権者教育にもなります。現役高校生だからこそ言えます、学校の公民の授業はほぼ主権者教育としては意味を成していません。テストのための『お勉強』でしかないのです。だからこそ今の日本の教育の一環として校則を議論する場が必要です。校則を変えるという事は自分たちの学校生活を大きく変えるという事、興味を持たない人はほぼいません。校則を簡単には変えられずドギマギするのも立派な経験です。こういう些細なところから高校生というのは政治に興味を持てるのです。

ただ、この類の事を書くと校則をなくせと言っているのかと勘違いをされるので書きますが、校則は必要です。荒れているような学校では校則がなければ適切な教育指導ができなくなるし、校則により作られていたその高校ならではの伝統もあるでしょう。必ずそれは守らなければいけないという事も補足しておきます。

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