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古紙回収で新聞の衰退がわかります

少し前に、居住地区の古紙回収がありました。古紙回収で出して良いのは、新聞紙、雑誌、段ボールなどです。もちろん、キチンと分別しないといけません。この古紙回収に、最近目に見える大きな変化があります。それは新聞紙の激減です。

昔は古紙回収と言えば、新聞紙が中心でした。しかし、最近の古紙回収では新聞紙がほとんど出てきません。二十年ほど前なら、新聞を取っていない家庭は珍しいと言えたでしょう。しかし今では、新聞を取っていない家庭の方が大多数になっています。新聞紙の減少に反して多くなっているのは、段ボール類です。これは通販の利用者が増えたためだと考えられます。

新聞紙の減少は、日本新聞協会が出している統計データ↓↓からも明らかです。

2000年の新聞(スポーツ紙も含む)の発行部数は、53,708,831で一世帯当たりの部数は1.13です。つまり一家に一部は新聞を取っていることになります。それに対して2023年の発行部数は28,590,486で、一世帯当たりの部数も0.49と半減しています。この数字は、約半数の家庭では新聞を取っていないことに相当します。

このように新聞は、マスメディアの地位を維持できなくなっています。私は学生の頃から継続して30年以上新聞を購読していましたが、ここ数年は新聞を購読していません。それで何か不都合なことがあるかというと、全くありません。むしろ、大量の新聞紙を古紙回収に持って行く手間が省けて大助かりです。

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