ネットの記事で『トクリュウ』という見出しが目に入りました。これは新種のポケモンか何かなのかと思ていたら、全然違っていて『匿名・流動型犯罪グループ』の省略形だということを知りました。
この犯罪グループは昔なら存在し得なかった犯罪グループです。トクリュウはSNSを通じて、手を組んだり離れたりして特殊詐欺や強盗などに関わります。このグループの特徴はその名称が示すように、メンバーがお互いに誰なのかがわからない”匿名性”と、メンバーがその都度代わる”流動性”です。
トクリュウと見做された摘発者は、1万人を超えたようです。この数を受けて、警察庁はトクリュウを治安上の新たな脅威と捉え、4月からは特殊詐欺を専門とする『特殊詐欺連合捜査班』というのが新設されるそうです。
突拍子もない提案かもしれませんが、『在宅警察官』というのはどうでしょうか。いまや様々な仕事がリモートワークで可能です。トクリュウの逮捕はリモートではできませんが、捜査だけならリモートでも出来そうです。
ドラマの有名な台詞で「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」というのがありますが、”事件の主犯が遠く離れた外国で、ネット経由で犯罪を指示している”場合もあります。このような犯罪では、足で捜査する従来手法は通じません。ネットワークに詳しく”頭で捜査する”人達が必要なはずです。
小説では”ひきこもり探偵”というのがあるみたいですが、リアルな”ひきこもり警察官”がいても面白いと思います。そう考えるのは私だけ?。
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