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超私的グルメ(10) デコポン

 お肉を食べた後は、さっぱりとしたデザートでしょう。ということで、ステーキの次の今回は、最近私がイチオシしているフルーツ『デコポン』を紹介します。

 かわいらしい音の響きを持つ柑橘類・デコポンは、実は不知火(しらぬひ)という品種名だそうです。この不知火のうち、定められた基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアした高品質なものだけが、デコポンを名乗ることができるのだそうです。つまりデコポンは、とっても甘くて、それでいて酸っぱくないのです。

 その形状を見れば一目でわかりますが、デコポンはヘタの部分がおヘソのように出っ張っています。デコポンの旬は春の初めの3月~4月で、この頃が一番おいしい時期です。2月ごろから露地栽培されているものが出回り始めますが、甘みが増すのは3月~4月に売られているデコポンです。

 1年前までは、デコポンの名前は知っているものの、食べたことがありませんでした。ちょうど1年前くらいだったと思います。処分するつもりだった家電製品を差し上げたお礼に、デコポン1箱を頂きました。やや旬を過ぎているので味が心配なんだけど、と贈り主から言われましたが、全くそんなことはありませんでした。多少皮が萎びているものの、柑橘系の良い香りがしました。

 皮は剥きやすく、簡単に中身が取り出せます。中の小袋も簡単に分かれるので、食べやすさも完璧です。デコポンを口に入れて噛んだ瞬間、「甘ーーイ!」が脳内に広がりました。デコポンの大きさは普通のミカンの2-3倍はありますから、食べ応えも十分です。この時は食後に食べたのですが、ペロッと1個を完食しました。やっぱり「ウメー」。

 昨年は頂き物でしたが、あの味が忘れられないので、プレゼントしてくれた知人から購入先の農家さんを聞いて、自腹で購入しました。超私的グルメでは、ご馳走してもらったり、頂き物が圧倒的に多く、お金を払ったものが少ないなぁと自分でも思っていました。しかし、デコポンはお金を払ってでも食べる価値があるフルーツです。もしスーパーなどで見かけたら、一度試してみては如何でしょうか。期待を裏切らない味だと確信しています。

 今年は、私の実家や妻の親戚にもデコポンを送りました。もちろん、大好評でした。


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