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『雲霧仁左衛門』がカッコいい

最近は加齢のためか、目覚ましをかけなくても早朝に目が覚めます。数週間前の日曜日、朝6時に目が覚めたので、ニュースでも見ようとテレビでNHKをつけたら、朝から時代劇をやっていました。「なんだ、時代劇かよ。古臭いなぁ」と思いながら少しだけ見たら、その面白さに引き込まれてしまいました。

その時代劇は雲霧仁左衛門2(再放送)で、どうやらセカンドシーズンもののようでした。最初の雲霧仁左衛門くもきり にざえもんは見ていないのですが、シリーズ全体に大きなストーリがあるものの、基本的には一話完結なので、その回だけでも十分に面白いドラマになっていました。主人公の雲霧仁左衛門は中井貴一さんが演じていて、抑え気味の控えめな演技が、オジサンから見ても超カッコいいです。主人公は雲霧仁左衛門ですが、主人公は目立たないようにして、毎回一人の配下(子分)にスポットライトを当てて、ストーリーが語られていきます。このストーリー進行も、このドラマの見どころの一つです。

雲霧仁左衛門は、江戸時代中期の享保年間に活動したとされる実在の盗賊とされていますが、架空説もあるそうです。雲霧仁左衛門を有名にしたのは、歴史小説で有名な池波正太郎の同名小説です。ドラマの時代設定は、江戸中期の享保年間で、大盗賊・雲霧仁左衛門とその配下らと、火付盗賊改方長官・安部式部らとの知恵比べを繰り広げます。主人公は雲霧仁左衛門ですから、ドラマでは雲霧一党が薄氷の差で毎回攻防戦を制します。

雲霧仁左衛門はその昔(1978年)に映画化されていたのと、それ以後何度もドラマ化されたので名前だけは知っていました。私の中の雲霧仁左衛門は映画の主演だった仲代達矢さんです。その後、天知茂さん、松方弘樹さん、萬屋錦之介さん、山崎努さんが雲霧仁左衛門を演じています。しかし、それまでこのシリーズは一回も見たことが無く、中井貴一さんの雲霧仁左衛門が、初仁左衛門でした。

NHKの雲霧仁左衛門は、BS時代劇枠で放送され、現在は雲霧仁左衛門5が放送されているようです。途中から見始めた仁左衛門初心者なので、まずはセカンドシーズンから制覇したいと思っています。

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