個人プレーとチームプレー
チームプレーとは、個人の成績よりもチームの勝利や仕事の円滑化を優先させる共同作業のことを指します。仕事でのチームプレーは、一社員の成績よりも部署全体やプロジェクトチームなどに重点が置かれます。チームプレーの対義語が、個人プレーになります。
私はチームプレーが苦手で、これまでは個人プレーを中心に仕事をしてきました。若い頃は特に、仕事を他の人に任せるより自分でやった方が速いので、ついつい仕事を抱えがちでした。若い頃はそれでもよかったのですが、年齢が上がると仕事の内容が変わり、仕事を割り振ることが多くなりました。この頃は、”自分でやって方が速いのに”と”若手に仕事を覚えてもらわなきゃ”との板挟みで、大きなストレスを感じていました。
中年になると、だんだん図々しくなって、我慢ができるようになりました。我慢して若手に仕事を任せることができると、少しづつ自分の仕事も楽になっていきました。「チームプレーは一日にしてならず」です。
チームプレーを象徴する言葉に、「One for All, All for One」というフレーズがあります。特にラグビーの試合などでは、よく聞かれます。一般的には、”一人はみんなのために、みんなは一人のために”といったチームプレイの大切さを表す言葉とされています。
しかし、もともとは、アレクサンドル・デュマの『三銃士』の中のフレーズだそうです。ただし原作はフランス語なので、「Un pour tous, tous pour un」のようなフレーズになるのでしょう(自動翻訳を使ったので不正確かも)。
原作の”正しい解釈”だと、「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」となるそうです。つまり、一つの目的(勝利)のためにチームが一丸となることを表しています。チームのそれぞれのベクトルがバラバラだと、チームはまとまりません。チームは、何かの目的があって集まるものだからです。
昔から不思議に思っていたのですが、『三銃士』の主要人物は、三銃士であるアトス、ポルトス、アラミスと、騎士を目指しているダルタニャンの4人です。どうして”四銃士”にしなかったのでしょうか?。