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先日、親族の集まりがあって、久しぶりに多くの親戚が一堂に会しました。私との関係は、両親・弟・叔父・叔母・従兄弟(従姉妹)・従兄弟の子など、総勢22名でした。こんなに集まったのは、最近では記憶にありません。

私と同世代の従兄弟たちは、例にもれず”毛髪の量”が似ています。いわゆる”薄毛の人”が多いのです。ここでも、遺伝子の影響が強く表れています。子供の頃はあまり似ていなかった従兄弟たちも、顔つきや頭頂部が似てきました。

外面的な特徴も似るようですが、内面も似るようです。最近、私自身の尿路結石疑惑の記事を書きましたが、尿路結石には遺伝的な要因もあるようです。

尿路結石は、腎臓内で形成され、それが下降することで尿管(尿の通り道)が詰まり、激痛を起こす疾患です。放置をすると腎不全や尿路感染を引き起こし命にも関わる疾患です。尿路結石は、戦後、食生活の欧米化とともに増加し、わが国では約10%の人が罹患する国民病です。またその再発率は5年で50-60%と高く、新たな予防薬や再発リスク法の開発が重要な課題となっています。しかし尿路結石が発症する原因は不明な点が多く、治療としては、できてしまった結石を自然排石するように促す内服治療か、大きな結石に対しては衝撃波や内視鏡で破砕をする手術が行われています。
   中略
尿路結石は、肥満などの生活習慣病(またはメタボリックシンドローム)と関係が深いことが知られています。今回、ヒトの腎組織を用いて行った研究で、人種差よりも、FABP4の発現が関与することが分かり、この遺伝子の異常によって尿路結石が作られるメカニズムがあることが分かりました。このように尿路結石の発症に関わる遺伝子が特定されることで、これを応用した治療の開発に役立つ重要な発見です。

https://medical.jiji.com/topics/1592 より一部を抜粋

私の母親が言うには、父も発症したし、父方のオジ・オバの多くが尿路結石を発症しています。やっぱり、見えない所でも内なる遺伝子は発現しています。遺伝子恐るべし。

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