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もしかしたら次は・・・?

サラリーマンなら昇給を、就活生なら内定を、「次の機会には、もしかしたら・・・?」と期待したことは無いでしょうか?。現在平社員なら、次は主任や係長、いま課長なら、次長や部長になれるかもしれないと考えたことはあるはずです。また、高校生や大学生なら、度重なる就職活動の中で、次こそは内定獲得をと、期待するのは当然です。

「どうせ私なんか・・・」と卑下するのは感心しませんが、根拠のない自己肯定感の高さも困りものです。しかし、就職活動で何度も”お祈り”されると、自己肯定感はどんどん下がっていきます。内定獲得には、モチベーションの維持が欠かせません。

今日は、私の中学時代の”自己肯定感”に関する”チョッと恥ずかしい話”を書きます。現在の中学校のシステムはよく知りませんが、私が中学生の頃は、授業開始の「起立・礼」の号令を呼びかける”学級委員”というのがいました。学級委員は、人望や成績が反映され、立候補制ではなく、クラス全員の(人気)投票によって選ばれました。私が通った中学校は三学期制でしたから、1年で3名の学級委員が選ばれることになります。

私が在籍していたクラスには、”面倒見の良い人気者”と”学年トップの成績優秀者”がいました。一学期は、”人気者”がほぼ満場一致で選ばれました。これは順当な結果でした。夏休み明けの二学期、今度は”成績優秀者”が学級委員に選ばれました。これも、クラスの空気を読めば自然な結果でした。

いよいよ、三学期になりました。”人気者”と”成績優秀者”のツートップはすでに学級委員に選ばれていたので、次の学級委員が誰になるのかが不透明でした。ツートップについては、誰が考えても文句なしの人選でした。しかし、これだという三人目の候補者が見当たらなかったのです。

私は特別に勉強ができる方ではありませんでしたが、クラスの男子では2-3番目の成績をキープしていました。目立たない性格でしたが、学校のルールは守る品行方正な学生でした。目立つことは苦手だし、学級委員委にはなりたくないけれど、「もしかしたら次は・・・?」という思いが頭をよぎりました。「学級委員なんていやだなぁ」と思いながら、「選ばれたらどうしよう。困るなぁ」などと勝手に妄想していました。

しかし、そんな杞憂は必要ありませんでした。選挙の結果、一学期に学級委員をした”人気者”が、三学期の学級委員に再選されました。投票のルールは明確ではありませんが、再選不可の規定はないので、再選には何ら問題はありません。しかし、それまで学級委員の再選は聞いたことがありませんでした。クラス担任の先生は、少し困った顔をしていましたが、当k票結果のままに学級委員が決まりました。

結果的には、何も悩む必要はありませんでした。ただ、私の存在感と人望の無さが露呈した結果になりました。ホッとした気持ちと、ちょっと残念な気持ちが入り混じった、切ない思い出として記憶されることになりました。

この存在感と人望の無さは今でも同じで、いまだにグループ行動が苦手で、よく言えば一匹狼、悪く言えばボッチが継続しています( ´∀` )。それはそれで気楽なのですが・・・。

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