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がんばれサッチャン! がんばれニッポン!

 日本女子カーリングチームが、予選一位のスイスに勝って決勝に進出しました。もちろん、男女を通じて冬季五輪でカーリングの決勝に進んだのは、これが初めてです。決勝なので銀メダル以上が確定ですが、ここまで来たら光り輝く金メダルを狙って欲しいところです。

 カーリングというスポーツは、最近になって知名度が上がりましたが、これまではかなりマイナーなスポーツでした。私がカーリングを知ったのは、およそ半世紀くらい前で、”世界にはこんな変な競技(ゲーム)がある”という趣旨で、テレビで紹介されていました。基本的なルールは、今とほぼ同じなのでしょうが、用具が全く違っていました。現在使われている”ほうきのようなもの”は、昔では箒そのものでした。

 私の見た映像では、”竹箒みたいなもの”で氷を履く姿が、滑稽に紹介されていました。いまでもその名残で、あの器具はブルーム(broom; 箒)やブラシと呼ばれています。その当時のカーリングは、屋外(池か湖?)での競技だったように記憶しています。私が初めてカーリングの映像を見た時は、「世界にはこんな奇妙な競技があるんだ?」と思いましたし、この競技がスポーツであるという認識が持てませんでした。

 このカーリングとのファーストコンタクトから数十年経って、スポーツに進化したカーリングに再会した時には、本当に驚きました。表現は悪いのですが、”小学生のときには目立たなかった地味な同級生が、久しぶりの同窓会で会うと、都会的な美人に変わっていた”ような感じです。多少ルッキズムの偏見が入っていますが、ご容赦を・・・。

 この記事のタイトルには、藤沢五月選手(通称サッチャン)の名前を使わせてもらいましたが、一個人を応援しているのではありません。日本女子カーリングチーム全員を応援しています。そうは言っても、ストーンを最後に投げるスキップ(というポジション)のサッチャンの出来が、金メダルの行方を左右します。

 「がんばれサッチャン! がんばれニッポン!」

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