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スパゲティは二つに折れない?

スパゲティ(スパゲッティー)は、イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一種で、断面が円形でヒモ状に細長いものをいいます。日本でもおなじみのパスタですから、知らない人はいないでしょう。本場イタリアでは、直径で分類され、様々な呼び名の”スパゲティ”があります。

直径2.3 - 2.5mm前後のものをヴェルミチェッリ(vermicelli)
直径2.1 - 2.2mm前後のものをスパゲットーニ (spaghettoni) またはヴェルミチェッリーニ (vermicellini)
直径1.9 - 2.0mm前後のものをスパゲッティ
直径1.6 - 1.8mm前後のものをスパゲッティーニ (spaghettini)
直径1.3 - 1.5mm前後のものをフェデリーニ (fedelini)
直径1.3mm未満の物をカペッリーニ (capellini)

Wikiからの抜粋

私が子供の頃は、乾麺のスパゲティは普及していなくて、ウドンのように袋入りの茹でたスパゲティが売られていました。なので、小さい頃にはそれがスパゲティだと思い込んでいました。

ところで、乾麺のスパゲティの両端を持って力を加え、スパゲティを2つに折ろうとしても、3つ以上にしか折れないことを知っていますか?。「そんなの力加減の問題でしょ」と思われるかもしれませんが、これが本当らしいのです。もちろん、中央部分を持ってポキリとやれば2つに折ることはできます。しかし、両端を持つと3つ以上にしか折れないのです。

これはスパゲティ乾麺の強度が関係しています。実験したことはありませんが、ウドンやソバの乾麺なら二つに折ることは可能でしょう。しかし、スパゲティでは不可能らしいのです。これは、実験的にも確かめられたそうです。

この理由はしばらく謎でしたが、ある研究グループが謎を解明して論文にしました。英語の論文なので読んでいませんが、YouTubeの動画の情報によると、「両端を持って折ろうとすると、途中の二か所に応力が集中するため、その部分が折れる」のだそうです。そのため、少なくとも3つの部分に分かれてしまいます。

”スパゲティが3つ以上に折れる事実”は、どうでもいいことですが、その謎を解明しようとする人間の好奇心には感心します。

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