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ヤングのためのオジサン用語#3 チョメチョメとホニャララ

この話題で記事を書くのは久しぶりですが、今回は昭和臭がプンプンするオジサン用語の話です。今の若い人は、”チョメチョメ”や”ホニャララ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

この怪しげなオノマトペ『チョメチョメ』は、文章などで出てくる伏字、例えば◯や※などを音声化したもので、それ自体に特別な意味はありません。このチョメチョメは、人に聞かせたくない”セクシーな”ワードを胡麻化すための隠語として使われています。例えば「きのう、チョメチョメした?」などのように使うことができます。

この言葉は、タイトル画の故・山城新伍さんが、『アイ・アイゲーム』というクイズバラエティ番組で使っていたことが始まりです。このクイズは、山城さんが一部を伏せ字にしたフレーズ(穴埋め問題)を解答者が面白可笑しく答えていくという趣向です。その伏せ字部分を指すときに、この『ちょめちょめ』というワードを使っていました。

その当時、山城さんはバラエティ番組に引っ張りダコの人気MCでした。山城さんは、いろんな番組で『ちょめちょめ』と言葉をごまかし、際どいセクシーワードや放送禁止用語を匂わせて、絶妙なトークを展開していました。そのため、チョメチョメが次第に市民権を持ち、流行語へと進化していきました。現在では使う人は殆どいませんが、ある程度年配の人ならチョメチョメのことは知っています。

チョメチョメの類義語に、『ホニャララ』があります。ただし、こちらは万能の伏せ字言葉で、セクシーワード以外にも使えます。この言葉は、バラエティ番組『世界一受けたい授業』の中で、校長を務める堺正章さんが「レッツ、ホニャラララ」と使ったことから定着した言葉です。

「さぁ~て、明日もホニャララするぞ!」

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