リアルな転売ヤーを見ました。

数週間前、羽田空港第二ターミナルで休んでいた時、視界に不可解な行動をする人達が目に入りました。6-7人が何やら自販機に並んでいるようですが、先頭の人が何かを買ったら、また購入するために最後尾に並びます。何気なく見ていると、無限ループのように何度も何度も繰り返しています。

しばらくその謎行動を繰り返していましたが、品切れになったのか、行列はなくなりました。ちょっと気になってので、人がいないのを見計らって、その自販機に近づくと、ポケモンカードの自販機だとわかりました。どうやら、人気のポケモンカードを求めて、転売ヤーが並んでいたようでした。

転売ヤーとは、主にインターネット上で転売行為を行う人を指すネットスラングです。この言葉は、”転売屋”をもじったものとか、転売とバイヤーを掛け合わせた造語とか言われています。どちらかと言えば転売ヤーには良いイメージはなく、”限定商品や品薄な商品を買い占めて高額で転売する人”という、否定的なニュアンスで語られます。

転売ヤーが特に悪目立ちしたのは、新型コ〇ロナ感染拡大による”マスク不足”や”消毒液不足”に便乗した買い占め・転売行為です。日本各地でマスクをはじめとする衛生用品が買い占められ、急激な品不足になりました。そのため、急遽”アベノマスク”が緊急配布されるキッカケにもなりました。

先程のポケモンカードを転売して、どれくらいの利益になるのかわかりませんが、子供たちが楽しみにしている”宝物”を、大人が買い占めるのは如何なものかと思います。もっと別の稼ぎ方があるのでは･･･。