見えない”空気”の恐怖
学校の同級生や職場の同僚から、「空気を読め!」と言われたことがあるかもしれません。この場合の空気は、窒素と酸素を含む気体の空気ではなく、その時々の場の雰囲気みたいなものです。”空気を読む”とは、“場の空気を読む”からきた言葉で、“その場の雰囲気や状況を察すること”です。
しかし、この見えない”空気”がクセモノです。場の雰囲気や状況を察することだけでも大変なのに、さらには、どのタイミングでどのような行動を取るかまでの臨機応変な対応まで求められます。
”空気を読む”は、必ずしも我慢や理不尽に結びつくわけではありませんが、状況や雰囲気を察して、その場の雰囲気を変えて物事を良い方向へ導くことは至難の業です。これが平気で出来る人が、いわゆる”空気が読める人”です。
周囲との人間関係を円滑にするためには、時には空気を読むことも必要でしょうが、常時空気を読むことで理不尽を我慢することになれば、メンタルが持ちません。空気を読めば、多数派の意見に迎合することになり、自分の意見が主張できません。『空気を読む』にはコミュニケーションを円滑にするポジティブな側面と、自分の言いたいことが言えないなどのネガティブな側面があります。
あなたは”空気読む派”、それとも”空気読まない派”?。