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たまには、お金の話をしよう。

これまでお金の話は殆どしてきませんでしたが、実は投資歴は20年を超えています。何故か急に株に興味が出て、ネット証券の口座を開設したのが2002年でした。タイトル画の株価の推移をみると、バブル崩壊後の株価下落の最終段階の頃だったことがよくわかります。

習うより慣れろ。株の勉強も殆どしていないくせに、「俺なら儲かるはずだ」という根拠の無い自信で始めてしまいました。なけなしの小遣いから、少額で買える株を買ったり売ったりしていた最初の頃は、プラマイゼロくらいで推移していました。しかし、慣れてきて普段より多く株を買った時に、悲劇は起こりました。

「きっと上がるだろう」と思っていた株が、買値の半分にまで下落しました。鈍感な私でも、さすがに肝が冷えました。それからは、真面目に株の勉強を始めました。ビギナーズラックは長く続かないことを思い知りました。半分に目減りした株価が元に戻るには1年以上必要でした。

株を買っていてわかったことが一つあります。それは、「個別の株で儲けることは難しい」です。ネット界隈では”必ず儲かる方法”みたいなものが出回っていますが、これには再現性がありません。その人が、その方法で設けたことは事実でも、他人が同じ方法でやっても儲かるとは限りません。そういった方法は、たまたま成功しただけで再現性がないのです。

それでも、株式投資は続けています。ただし、個別銘柄の売買は殆どしていません。やっているのは、株の詰め合わせセットである株価指数に連動したETFです。私が主に所有しているのは、アメリカのS&P500に連動したETFです。アメリカの平均株価は多少の増減はありますが、ゆっくりと上昇しています。このような上昇過程では、定期的に買い増すことで年利数%以上にすることは、それほど難しくありません。

旧NISAの時代からNISAもやっています。NISAでもETF一択です。新NISAになってからは、以前より購入枠が多くなったので、それまで持っていた株を売ってETFを買い増ししました。株価に連動したETFの魅力は、個別銘柄と違って、一喜一憂する必要が無いことです。アメリカ株の平均株価は変動しますが、長期的に見れば安定して上昇していきます。

数年前に投資の軸足をETFに変えてから、ストレスが減りました。株価が大きく下落した時でも、ストレスフリーです。放置しておけば、いずれ株価は回復し、やがて上昇していきます。こんなラクチンな投資はありません。

恐る恐る始めた頃の金額と比べると、今では約10倍くらいの規模の金額になりました。これは投資でわずかに儲かった分もありますが、その多くはコツコツ買い足していった結果です。

塵も積もれば山となる。始めるなら早い方が良いと思います。あくまでも個人の感想ですが・・・。

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