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ジコチュージコチュウ」と聞いて、あなたは何を想像するでしょうか?。私が最初に思い浮かべたのは、自己中じこちゅうです。

自己中とは”自己中心的”の略で、物事の全ては自分自身が中心という考えの下、周りの迷惑を考えずに行動する様子のことを表す言葉です。自己中の人は、自分が正しい・自分が一番という考えが根本にあるため、他人の意見に耳を貸さずに、全てが自分中心で周囲への配慮は一切ありません。また、間違っているのは他の人だと思い込み、周囲の人からすると非常識な言動を平気でやってのけるため、周りからの反感を買いやすいのが自己中の人の特徴です。これほど極端ではないけれど、人には自己中心的な側面が少なからずあるのは事実です。

ところで最近、同音異義の別の”ジコチュー”があることを知りました。それは事故チューです。事故チューとは、アニメやドラマなどで登場人物が他のキャラと出会い頭に唇が重なり合い、キスしてしまうという場面を指す言葉です。つまり、アクシデント(事故)で、キス(チュー)をしてしまうために、このような表現になったみたいです。車同士の出会い頭の事故のように、防ぎようもないという状況で、突然キスして困惑する登場人物の様子を見て、テレビや映画の視聴者は、胸を高鳴らせてドキドキするシーンになります。

男女のラブコメディーでは、主人公の女性が廊下を歩いていると何かにつまづいてしまい、横から出て来た男性と偶発的にキスしてしまう場面などがあります。しかし、相手に好意を持っていれば嬉しい出来事になるのでしょうが、嫌いな相手であれば最悪の事故になってしまいます。ラブコメの王道パターンでは、”潜在的な好意”を抱いている相手同士の事故チューであり、その後は相手を強く意識することになり、二人の関係が恋愛へと発展していきます。

この事故チューをもたらす不思議な現象/体質?に、”ラッキースケベ”というのがあります。ラッキースケベとは、マンガやアニメなどで、平凡な主人公の少年が偶然、女性の素肌に触れてしまったり、見てはいけない箇所が見えてしまったりする”スケベな出来事”を表わしています。ちなみに、スケベとは好兵衛すきべえから転じた助兵衛すけべえが短くなった表現で、異性に対して異常に好奇心を示すこと、またはその人のことを指します。

しかし、私も長く生きていますが、このようなラッキーな出来事には遭遇したことは一度もありません。たぶん、現実世界では滅多に起きないような低確率な現象だと思います。

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