『禍福は糾える縄の如し』という諺があります。これは、災禍と幸福は、ねじり合わせた縄のように表裏一体であることを指していて、「人生には、そのどちらもが交互にやってくるので、一時の災いや幸福に振り回されない方が良い」という意味で使われます。水戸黄門の主題歌でも、「人生、楽ありゃ苦もあるさ♬」と歌われています。
元々は、中国の『史記・南越伝』の一節、「因禍為福、成敗之転、譬若糾纏」
に由来します。和訳すると、”禍によりて福となす。成敗の転ずるは、たとえばあざなえる縄のごとし”という意味になります。また『禍福は糾える縄の如し』は、四字熟語で言い表すこともでき、『禍福糾縄』と言います。
ここまで生きると、それなりに禍や福が”交互ではありませんでしたが”やって来ました。禍福の程度を正確に定量化することは難しいですが、ここまでの人生は、たぶんプラマイゼロのような気がします。ここまで幸運にも福が続いた人は要注意(?)です。また、ここまで福が来なかった人は、これからが大チャンスです。
人生は終わるまでわかりませんから、途中退場だけは止めましょう。
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