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カメムシが大量に発生し、30都府県に『カメムシ注意報』が出ているらしい。カメムシは、日本には1000種以上が生息しているため、”カメムシ”という単独の昆虫はいません。カメムシは悪臭を放つことから、日本では”クサムシ”、”ヘッピリ”、”こき虫”という名称もあります。英語ではやっぱり臭い虫を意味する“stink bug”という名称になっています。

カメ虫の名前の由来は、背中がカメの甲羅のように見えるためです。そんなカメムシが、今年は各地で大量発生しているそうです。カメムシが大量発生すると果物などの農作物への被害が予想されるので、多くの自治体で注意報を出しているようです。現在、注意報を出した自治体は30都府県に上り、5月末時点では過去10年で最多となっています。

今回大量に発生しているのは、チャバネアオカメムシ・ツヤアオカメムシ・クサギカメムシなどの”果樹カメムシ類”の仲間だそうです。このカメムシたちは、リンゴ・ナシ・モモなどが好物で、その果汁を吸います。

私の記憶の中にあるカメムシは、果樹系カメムシではなく、大豆や小豆などの豆系を好むタイトル画の様なマルカメムシでした。中学二年生の頃、夏場にカメムシが大量発生し、窓を開けているとカメムシが教室内に入ってくることもしばしばでした。ベランダの手すりにも、大量に集まって来て、鼻が曲がりそうな臭いを発していました。

この頃、生徒会の選挙があり、ある候補の公約は『カメムシの退治』でした。選挙演説では大ウケして爆笑を誘っていましたが、その候補が当選することはありませんでした。もし、あの候補が当選していたら、カメムシの臭い被害が軽減できたのかもしれません。

その後、季節の移り変わりとともに、カメムシはいなくなりました。

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