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同時に飛ぶ飛行機? 時刻表の謎

羽田空港の衝突事故は、”あってはならない事故”なのだそうです。当たり前のことですが、一つの滑走路で離着陸できるのは一機だけです。同時に着陸したり、離陸することは出来ません。

その昔、空港に向かうバスの車中で、こんな話を聞きました。話の主は、30代くらいの二人のサラリーマンでした。リーマンA「飛行機の時刻表を見てたら、気になったことがあるんだけど・・・」。リーマンB「なになに」。リーマンA「この飛行機の時刻表を見ると、JALもANAも出発時間が同じなんだよ」。リーマンB「確かに、おかしいね。一体どうやって飛ぶんだろう?」。リーマンA「2つの滑走路で、並んで同時に飛ぶんじゃない?」。リーマンB「やっぱり、そうなのかなぁ?」。

いやいや、そんなことはありません。飛行機の時刻表はあくまでも予定時刻であって、その時間ジャストに飛ぶわけではありません。羽田空港のような混雑する空港では、つねに離陸/着陸町の飛行機が順番待ちをしています。あまりにも待ち時間が長いと、CAさんによる機内アナウンスがあります。「ただいま当機は離陸の順番待ちです。当機の順番は・・・」という具合です。今までで一番長く待ったのは、9番目の離陸でした。

何にしても、安全が第一です。羽田空港の航空機炎上は、これから事故原因が解明されるでしょうが、多くの場合は”ヒューマンエラー”と呼ばれる人為的なミスが原因です。大きな事故は、ヒューマンエラーが重なることで起こります。まずは原因を究明して、同じような事故を起こさないようにして欲しいものです。

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